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えりかとさとるの夢冒険

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えりかとさとるの夢冒険』(えりかとさとるのゆめぼうけん)は、ナムコより1988年に発売された、ファミリーコンピュータゲームソフト。ジャンルはアドベンチャーゲームナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ第44弾。

概要 編集

双子の兄妹「えりか」と「さとる」が、「時の冠」を求めて動物たちが暮らす不思議な世界を冒険する。

本作の斬新な点は、アドベンチャーゲームでありながら2人同時プレイが可能であるという点である。アイコン形式のコマンド選択やマップ画面など、前年に同社から発売された『さんまの名探偵』で採用されていたシステムの一部が本作でも取り入れられている。

また、カートリッジに独自の拡張音源システムが搭載されており、BGMにもこだわりを持って作られている。

ゲームシステム 編集

2人同時プレイ可能のアドベンチャーゲームとして、あらゆる工夫がなされている。

2窓に分けられたマップを移動し、家屋や施設などのポイントに進入して捜査を行う。 進入したプレイヤー側のみがクローズアップ画面に切り替えられ、ポイント内での操作が可能になるが、片方がクローズアップされている間もマップに残されたキャラは移動を続ける事ができ、合流する事も別行動も可能(ただし、2人が別々の場所をクローズアップする事はできない)。

獲得したアイテムやフラグは「えりか」と「さとる」のどちらでも入手した直後から使用でき、一部のイベントを除いてキャラを選ばず攻略できる。

また、「えりか」は海を泳いで移動する際に動かさず放置すると一定時間後に溺れて「さとる」が近づいて助けるまで行動不能になってしまうなど、イベント以外の通常ゲーム時においてもキャラ付けがなされている。

ゲーム中に挟まれたミニゲームは、1人プレイではクイズ、2人プレイでは2人同時プレイが必要となるサブゲームに分かれて展開される。ストーリーに合わせたミニゲームもあり、2人プレイの場合はプレイヤーが自動的に決められる。

隠しメッセージの存在 編集

エンディングで、コントローラIとコントローラIIを同時に使って隠しコマンドを入力すると、「ひでむし」という開発者による隠しメッセージが、アトラスの開発した「Karate Kid」(NES)のBGMとともに表示される。この「ひでむし」とは当時ナムコの下請けで当ゲームの開発を担当したアトラスの社員だった人物である。

2004年に、電子掲示板群2ちゃんねるのレトロゲーム板の当ゲームの話題を扱うスレッドで、ROMの解析によって判明した隠しメッセージが書き込まれた事を皮切りに、「ひでむし」の元同僚を名乗る情報提供者がスレッドに書き込みを行い、それを元に隠しメッセージの出現方法が発見された[1]。こうして、発売から実に16年もの歳月が経った後に、隠しメッセージの全容が明かされる事となった。

メッセージはプレイヤーに対するものではなく、本作を開発したアトラスの同僚へ向けたものであったが、賞賛苦労をねぎらう言葉の他に、愚痴罵倒もあり、卑猥表現犯罪じみた言動が、スタッフの実名を交えて並んでいた。子供向けのファンシーな性格をもつ本作品との余りのギャップに、これを見た人々は大きなショックを受けた。

なお、このメッセージを書いた「ひでむし」はその後アトラスを退社し、現在の消息は分かっていない。ゲーム業界からは既に離れているとの情報がある。

また、この隠しメッセージの公開に時間を要したのは、この「ひでむし」が退社してしばらくした後に社員によってカミングアウトされたものだったためで、出現方法の解析に手間取ったためである。

脚注 編集

テンプレート:ナムコットテンプレート:Video-game-stub

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