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イースII
ジャンル アクションRPG
ゲーム
ゲームジャンル アクションRPG
対応機種 PC-8801mkIISR以降 (PC88)
PC-9800シリーズ (PC98)
X1turboFM77AVMSX2
ファミリーコンピュータ (FC)
セガサターン (SS)★
iアプリ (i)
開発元 日本ファルコム
FC:ビクター音楽産業
i:ハドソン
発売元 日本ファルコム
FC:ビクター音楽産業
SS:ビクターエンタテインメント
i:ハドソン
メディア フロッピーディスク
FC:ロムカセット
SS:CD-ROM
プレイ人数 1人
発売日 PC88:1988年4月22日
PC98:1988年6月24日
X1turbo:1988年6月24日
FM77AV:1988年7月8日
MSX2:1988年7月15日
FC:1990年5月25日
SS:1998年10月29日
i:2003年6月
その他 ★ファルコムクラシックスIIに収録
イースI・IIも参照。
ゲーム:イースIIエターナル
ゲームジャンル アクションRPG
対応機種 Windows (Win) 95/98/2000
必要環境 CPU:[CD]P* 200MHz,PII** 233MHz
[DVD]PII 300MHz以上
メモリ:32MB
HDD空き容量:350MB
ディスプレイ:640x480,HighColor
推奨環境 DVD
CPU:PII 300MHz以上
メモリ:64MB以上
サウンド:DirectSound
開発元 日本ファルコム
発売元 日本ファルコム
メディア CD-ROM,DVD-ROM
プレイ人数 1人
発売日 2000年7月6日
音楽フォーマット CD
CD-DA (BGM)
PCM音源 22KHzWAVE(効果音)
DVD
PCM音源 44.1KHzWAVE (BGM)
22KHzWAVE(効果音)
その他 *Pentium
**Pentium II
ゲーム:イースII完全版
ゲームジャンル アクションRPG
対応機種 Win 95*/98/2000/XP
S!アプリEZアプリ
必要環境 CPU:[CD]P 200MHz,PII 300MHz
[DVD]PII 200MHz
メモリ:64MB
HDD空き容量:245MB
ディスプレイ:640x480,HighColor
サウンド:DirectSound
推奨環境 DVD版
CPU:PII 300MHz以上
メモリ:128MB以上
開発元 日本ファルコム
S:バーンハウスエフェクト
EZ:タイトー
発売元 日本ファルコム
S,EZ:タイトー
メディア CD-ROM,DVD-ROM
プレイ人数 1人
発売日 2002年7月26日
S:2005年7月13日
EZ:2005年10月6日
音楽フォーマット DVD
WAVE 44.1kHz (BGM)/22kHz (SE)
MIDI音源対応 SC-88以降 (BGM)
その他 *95はCD版のみ対応
※I・II完全版はイースI・IIを参照
ゲーム:イースII DS
ゲームジャンル アクションRPG
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 インターチャネル・ホロン
メディア フラッシュメモリ内蔵DSカード
プレイ人数 1 - 4人
発売日 2008年3月20日
レイティング CERO:A
OVA:イース 天空の神殿
〜アドル・クリスティンの冒険〜
監督 渡部高志
キャラクターデザイン 西村博之
アニメーション制作 東京キッズ
製作 キングレコード角川書店
角川メディアオフィス
発売日 1992年12月16日
1993年2月24日、5月21日、7月21日
話数 4巻4話
小説:イースII 天空にひそみし魔帝
著者 大場惑
イラスト 池上明子
出版社 アスペクト
レーベル ログアウト冒険文庫
発売日 1994年4月22日
巻数 1冊
漫画
作者 羽衣翔
出版社 角川書店メディアワークス
掲載誌 コンプティーク
月刊コミックコンプ
月刊電撃コミックガオ!
巻数 7冊
テンプレート使用方法 ノート

イースII』(イースツー、Ys II)とは、日本ファルコムアクションロールプレイングゲーム (ARPG)、〈イースシリーズ〉の第2作目。前作『イース (I)』とは密接に繋がっており、後編にあたる。

リメイク作品として、単独の『イースIIエターナル』 (Ys II ETERNAL) ・『イースII 完全版』(Ys II COMPLETE) ・ 『イースII DS』の他、前作『イースI』と一本にまとめられた『イースI・II』 (Ys I・II) ・『イースI・II 完全版』 (Ys I・II COMPLETE) ・『イースI・IIエターナルストーリー』 (Ys I・II ETERNAL STORY) がある。単独の物については下記、『I』とまとめられたものについては『イースI・II』の項を参照。

概要 編集

赤毛の剣士アドル・クリスティンが主人公の冒険ファンタジー。『I』のエンディングで飛ばされた天空のイースを舞台に、古代王国イースの謎に迫る。原典とされるアドルの冒険日誌は『Ancient Ys Vanished The Final Chapter』(失われし古代王国 最終章)であり、販売タイトルに含まれてはいないものの副題としてタイトル画面で表示される。『Ancient Ys Vanished Omen』(失われし古代王国 序章)である『I』とは前後編の関係で、『I』で張られた様々な伏線が解き明かされる。『I』をプレイしていることが前提となっているため、『II』だけをプレイしても物語の全容はわからない。

『I』の「今、RPGは優しさの時代へ。」を踏まえた「優しさから、感動へ。」をキャッチコピーに、PC-8801 (PC88) 向けをオリジナルとして1988年に発売。パソコン家庭用ゲーム機を問わず多くのプラットフォームへと移植がなされている。

1998年にはファルコム自らリメイクを行なった『イースIIエターナル (IIE)』を発売(詳細は#イースエターナル・イースI完全版を参照)。以降の移植作品はこの『IIE』をベースとして行なわれている。

イースIIのヒロイン“リリア”のイメージガールを決める『ミス・リリア・コンテスト』などのメディアミックスも盛んに行われ、OVA化、小説化漫画化などもなされている。

開発スタッフ 編集

オリジナルの主な開発スタッフ

テンプレート:ネタバレ

ストーリー 編集

前作の冒険で6冊全てのイースの本を集めたアドル・クリスティンは、その本の力によって遥か上空に浮かぶイースへと飛ばされた。ムーンドリアの廃墟へ落下し気を失っていたアドルはランスの村のリリアに見つけられ、村へと連れられていく。リリアの母バノアよりリリアが重病にかかっていること、そしてその病気を治せる医者のフレアが行方不明であることを告げられる。フレアの弟の元に戻ってきた伝書鳩からフレアが廃坑の岩盤崩れによって閉じ込められていることを知る。そしてイースの本を持っていることを知った村長に廃坑に有る聖域に行ってみるように勧められる。二つの目的を持ったアドルは廃坑の奥へと進んでいく……。前作で残された様々な謎が紐解かれ古代王国イースの全てが明らかになっていく。

ゲームシステム 編集

トップビューアクションRPGで基本的には前作を踏襲。前作とは異なり途中で最高レベルに達することもなく、よりRPG的要素が強まっている。前作同様のレベル制限がなされている。ただしレベル (Lv) の上限が上がり、Lvアップの間隔が狭まったことにより、前作に比べるとやや制限が緩くなっており、Lvを上げることによる力押しでの進行も前作よりは容易になった。ただし、低レベルに対する制限は相変わらず厳しい。基本操作は四方への移動とアイテムの使用の他、魔法の使用が加わったが、前作同様体当たりがすべての基本となる。その他の操作としてはSTATUS画面表示、INVENTORY画面表示、EQUIPMENT画面表示にそれぞれボタンがあてがわれている。本を読む動作はアイテムの使用に組み込まれ、独自操作は廃止された。大きな変更点としては、1キャラ分の幅の通路に入る際、半キャラずれている状態でもキチンと補正して入るようになった(Iでは壁に引っかかって入ることが出来なかった)。

画面構成 編集

基本的には前作を踏襲。画面下部に表示されるステータスに現在のMP/最大MPが加わり、次のLvアップ経験値は外された。(ステータス画面で確認は可能)従って『II』で画面下部に表示されるステータス情報は現在のHP/最大HP、現在のMP/最大MP、取得経験値、ゴールドの各数値と、プレーヤーと敵のHPをしめす棒グラフとなった。グラフは前作同様現在の残りHPが黄色、ダメージを受けた分のHPが赤で示される。サブ画面としてステータス画面、装備画面、アイテム画面を開いて見ることができ、サブ画面表示中はゲームにポーズがかかる。

攻撃 編集

前作同様の体当たり攻撃(「半キャラずらし」も健在)の他、ファイアーの魔法による間接攻撃が可能となった。ボス戦は基本的に魔法で行うため、「『II』のボス戦はシューティングである」等といわれることも有る。

回復 編集

前作同様、フィールド上およびダンジョン内での特定のマップで立ち止まっていると徐々にHPが回復する。前作の「HEAL RING」に代わり「精霊の衣」を装備することによってダンジョン内での回復も可能となる。また前作の「HEAL POTION」に代わり「薬草」を使うことにより瞬時に全回復ができる。やはり本作でもどちらもボス戦中には使えない。この他、点在する回復場所を利用することによってMPと共に回復することができる。MPは自然には回復せず、回復場所かアイテムによってしか回復することができない。

ステータス 編集

メイン画面下部で主な物が表示される他、STATUS画面で詳しい情報を見ることができる。STATUS画面で表示される情報は以下の通りである。

  • LEVEL:レベル。最高値は28。レベルがあがると最大HP、STR、DEFの値が上昇する。
  • EXP:経験値。敵を倒すと取得。一定値に達するとレベルが上昇。
  • GOLD:金。敵を倒すと取得。武器などの購入に使用。
  • STR:攻撃力。最高値は255。レベルアップの他、剣の装備によって上昇。
  • DEF:防御力。最高値は255。レベルアップの他、盾・鎧の装備によって上昇。
  • HP:ヒットポイント。最高値は255。0になるとゲームオーバー。
  • MP:マジックポイント。最高値は255。魔法を使うと消費。
  • NEXT EXP:次にレベルが上がる経験値。

装備品 編集

サブ画面がEQUIPMENTとしてINVENTORY画面から独立し装備品専用となったが、画面構成は前作のINVENTORY画面左側とほとんど変わらず、アイコンで一覧が表示されており、この画面で装備も行う。カテゴリは前作から引き継いだSWORDARMORSHIELDMAGICが追加された4種類となっており、RINGとITEMは廃止された。なお装備品としてのITEMカテゴリは廃止されたが本作のINVENTORY画面が前作のITEMカテゴリの役割も兼ねている。

  • SWORD:剣。装備するとSTRが上がる。
    • SHORT SWORD
    • LONG SWORD
    • TALWARL
    • etc.
  • ARMOR:鎧。装備するとDEFが上がる。
    • CHAIN MAIL
    • PLATE MAIL
    • REFLEX
    • etc.
  • SHIELD:盾。装備するとDEFが上がる。
    • SMALL SHEILD
    • MIDDLE SHIELD
    • LARGE SHIELD
    • etc.
  • MAGIC:魔法の宿った杖。装備するとMPを消費することによって種類に応じた魔法が使えるようになる。
    • ファイヤーの魔法 - 火球を放つことにより、敵への攻撃などができるようになる。神官トバの魔法。5発でMPが1つ減少。
    • ライトの魔法 - 明かりを照らしたり、見えていなかった物が見えるようになる。但し、物理的な光ではない。神官ダビーの魔法。
    • リターンの魔法 - 村などにワープすることができるようになる。神官ハダルの魔法。
    • テレパシーの魔法 - 聖獣ルーの姿に変身し、人外の者と話ができるようになる。神官ジェンマの魔法。
    • タイムストップの魔法 - 一定時間敵の動きを止めることができるようになる。神官メサの魔法。
    • シールドの魔法 - 一切の攻撃を受け付けなくなる。神官ファクトの魔法。

アイテム 編集

画面構成としてはINVENTORY画面からEQUIPMENT画面が独立したのだが、システム面から考えると、ITEMカテゴリがINVENTORYと名称を変えて装備品から独立し、前作で画面右側に表示されていた物も取り込んだと言った方が実情に近い。

全てのアイテムを装備することができるようになり、プレーヤーの意思で使うことのない物や、装備によって効果が現れるアイテムを装備した状態でアイテムボタンを操作すると装備アイテムの説明文が表示されるようになった。

  • ハダルの章 - 大地の神官ハダルが書き残したイースの本。最初から所持している。
  • トバの章 - 力の神官トバが書き残したイースの本。最初から所持している。
  • ダビーの章 - 光の神官ダビーが書き残したイースの本。最初から所持している。
  • メサの章 - 時の神官メサが書き残したイースの本。最初から所持している。
  • ジェンマの章 - 知恵の神官ジェンマが書き残したイースの本。最初から所持している。
  • ファクトの章 - 心の神官ファクトが書き残したイースの本。最初から所持している。
  • 精霊の衣 - 装備するとどこでもHPが回復するようになる。
  • 鷹の彫像 - 装備するとファイヤーの魔法が誘導弾になる。
  • 薬草 - 使用すると瞬時にHPが全快する。
  • ロダの実 - 使用すると瞬時にMPが全快する。
  • 鉄鉱石 - 武器屋に売ると強い防具の販売が始まる。
  • 神殿の鍵 - 神殿の鍵がかかった扉を開けられるようになる。
  • etc.

セーブ 編集

前作からのシステムの変更はなく、ボス戦中以外であればフィールド、ダンジョンを問わずどこでもセーブすることができる。

登場人物 編集

アドル・クリスティン
シリーズの主人公。燃えるような赤毛を持つ冒険者。17歳。イースの本を6冊集め、本の力によって天空のイースの地へ飛ばされてきた。
リリア
本作のヒロイン。イースの地へ飛ばされていたアドルを助けた、ランスの村に住んでいる少女。オープニングで、振り向くアニメーションが当時話題を呼んだ。ファルコム主催でミス・リリア・コンテストも開かれている。OVAではスカートが短くなっている。
タルフ
溶岩の村の少年。父親を脅すために魔物に監禁される。神官ハダルの末裔。
ルバ
タルフの父親。魔物に息子を拉致され、アドルをサルモンの神殿に行かせないようにと脅されていた。
キース
元は人間で神官ファクトの末裔。魔物によって妹を殺され、挙句自分も魔物の姿にされてしまう。
ゴート
ラミアの村でサルモンの神殿に続く扉を守っている青年。神官ダビーの末裔でもある。
マリア
神官メサの末裔。ラミアの村で母親と共に暮らしていたが、魔物の人間狩りにあい、生贄となってしまうが、神官の腕輪のおかげで命を取り留める。
ゴーバン
神官トバの末裔。最後の肝心なところで登場。アドルに「銀のハーモニカ」を渡す。
ルタ
神官ジェンマの末裔。ゴーバンと共に登場し、アドルに「CLELIA-SHIELD」を渡す。
二人の女神
6神官と共にかつてイースを治めていた。
神官ハダル
二人の女神と共にかつてイースを治めていた6神官の一人。大地を司る。
神官トバ
二人の女神と共にかつてイースを治めていた6神官の一人。力を司る。
神官ダビー
二人の女神と共にかつてイースを治めていた6神官の一人。光を司る。
神官メサ
二人の女神と共にかつてイースを治めていた6神官の一人。時を司る。
神官ジェンマ
二人の女神と共にかつてイースを治めていた6神官の一人。知恵を司る。
神官ファクト
二人の女神と共にかつてイースを治めていた6神官の一人。心を司る。

テンプレート:ネタバレ終了

機種・パッケージによる違い 編集

グラフィック・BGMといった演出部分はそれぞれの機種の性能に合わせた変更が見られるが、ストーリー、システム等は忠実に移植しているものがほとんどである。グラフィック・BGM以外に特筆すべき変更点のあるものだけを挙げる。

パソコン 編集

PC-88
オリジナル。サウンドはOPN
PC-98
OPN以外にもビープ音のサウンドにも対応(ただし効果音のみ)。エンディング終了後にミュージックテストに入る裏技、イース1のディスクと組み合わせると隠しモード(2つ)に入れる裏技、がある。
X1turbo
サウンドがOPMに合わせステレオ化・同時発声数増加と強化されている。オープニングの縦スクロールのシーンが削られている。セーブ可能な数が増えている。エンディング終了後にミュージックテストに入る裏技がある。
FM77AV
サウンドはOPN。デモのグラフィックが多色で描き直されている。オープニングの最後のイースが横から出てくるシーンで雲が多重スクロールする。サルモンの神殿でモンスターに教えられるコードネームが違う。エンディング終了後にミュージックテストに入る裏技がある。
MSX2
画面は256×212ドットの低解像度だが、色数が8色から16色(一部のグラフィックは256色)に描き直されている。サウンドはPSGのみだが、MSX2版のイースIで問題になった操作性(ステータス画面・装備・アイテム画面でのサウンド停止、ディスクアクセスの長さ)が大幅に改善されている。裏技でミュージックテストに入れたり、ポーズ中にキャラクタのドット絵を拡大表示できる。セーブ可能な数が1枚のディスクにつき最大8箇所までに増えているほか、PAC/FM-PACのSRAMにもセーブできる(SRAMの場合も最大8箇所まで)。
Windows
下記参照。

海賊版 編集

『I』同様に、ユーザーが非公式に他機種へ移植した海賊版が存在する。PC98版をX68000へ移植したものが有名。

ゲーム機 編集

オリジナルベース 編集

ファミコン
ゲーム内容が色々とアレンジされていた『I』と違い、PC88版をなるべく忠実に移植。一部マップが省略されている。
PCエンジン
タイトルは『イースI・II』であり、『I』と一本にまとめられている。『I』との合併によるゲームバランスの変更。会話グラフィックの採用。キャラクターがしゃべる演出など。ストーリーも一部変更が加えられている。詳しくは『イースI・II』を参照。
セガサターン
『ファルコムクラシックスII』に「太陽の神殿 ASTEKA II 」と共に収録。斜め移動とダッシュが可能となっている他、メッセージの変更、会話グラフィックの採用しゃべる演出などの変更が見られる。

Win版ベース 編集

以下の作品はWin版『イースII完全版』をベースに移植されている。

プレイステーション2
タイトルは『イースI・IIエターナルストーリー』であり、『I』と一本にまとめられている。「Ys II ETERNALモード」と「Ys ETERNAL STORYモード」があり「Ys II ETERNALモード」はWinからのベタ移植。「Ys ETERNAL STORYモード」では装備品に対する新システムが追加されている。詳しくは『イースI・IIエターナルストーリー』を参照。
ニンテンドーDS
タイトルは『イースII DS』。Win版をベースとしているが、「体当たり攻撃」を廃止して「剣を振る」操作が追加されている。またマップを3D化しており、ノルティア氷壁やサルモン神殿などの広大なマップエリアでは画面の切り替えがWin版より多く生じている。DSの機能を利用したタッチペンでの操作や、ワイヤレス通信機能を使った最大4人までの通信対戦を行うことが可能となった。
2008年4月18日に、『I』をセットにして「イースDS/イースII DS SPECIAL BOX」が9800円(税込)でセブンドリーム・ドットコム限定で発売された。全28曲を収録したオリジナル・サウンドトラックCDをセットにしている。
PSP
タイトルは『イースI&IIクロニクルズ』であり、『I』と一本にまとめられている。Winからのベタ移植。キャラクターグラフィックをWin版と新規描き下ろしとから選択可能。またBGMが3モードから切替可能となっている。詳しくは『イースI・II#イースI&IIクロニクルズ』を参照。

イースIIエターナル・イースII完全版 編集

イースIIエターナル (IIE) 』、『イースII完全版 (IIC) 』はWindows向けにファルコム自身によってアレンジ・リメイクされた同じリメイク作品のバージョン違いである。『イースII完全版』として携帯アプリへの移植もされている。

イースIIエターナル
2000年に発売。ハード性能の向上にあわせ、グラフィック、音楽といった演出部分は非常に豪華に作り直されている。システムやストーリーといったゲームそのものはオリジナルを大事にはしているものの、『Iエターナル』と比較すると大胆な変更が加えられており、システムにも一部変更が加わっている。オープニングムービーを当時ファルコム社員だった新海誠が手がけたことでも有名である。
イースI・II 完全版
『IE』と『IIE』のカップリング商品。『IIE』についてはタイムアタックモードと新たな難易度が追加された。『IE』からの変更点の詳細は下記参照。PS2用に販売された『イースI・IIエターナルストーリー』はこの『イースII完全版』を移植した物。
イースII完全版
カップリングで販売されていた『I・IIC』をバラにしたもので、内容は同一。当初発売された物は対応機種がWindows95/98/2000/Meであったが、2002年にはXPに対応した物が販売。2003年には『イースII 完全版XP』とタイトルを変更して販売された。

テンプレート:ネタバレ

オリジナルからのエターナルへの変更点 編集

演出の変更
ハード性能の向上に合わせ、グラフィックの質が向上。また主要キャラクターとの会話時など随所にグラフィックを利用した演出が追加されている。音楽はオリジナルのFM音源風ではあるがアレンジが加えられている。
八方向移動とダッシュ
『IE』同様に移動方向が四方から八方に変更され、ダッシュも可能になった。ゲームバランスも、この変更に合わせ調整し直されているため、操作状況等によりダッシュを上手に活用できない場合、難易度が上がる問題も、『IE』同様に発生している。
ボスの攻撃
基本的にはオリジナルと同じ攻撃パターンであるが一部のボスキャラのパターンにアレンジが加わっている。
マップの変更
『IE』同様、ダンジョンマップはほぼ従来通りであり、また全ての村がより村らしく作り直されている。この他、ランスの村からムーンドリアの廃墟までのマップが洞窟から草原に変えられた以外は大きな変化はない。宝箱の位置はオリジナルと同じである。
レベル
Lvアップの間隔が半分になり、最高Lvが55に変更された。(初期値が1のため、上がる量はちょうど2倍になっている。)ステータスの最高値は変わっておらず、レベルアップの間隔と共に、一回のLvアップに伴うステータスの上昇も半分になっている。
画面表示
オリジナルおよび『IE』ではHPを示す棒グラフが現在のHP+ダメージを受けた分のHPとして2色で表されていたが、『IIE』ではダメージ分のグラフは表示されなくなり、ダメージを受ける毎にグラフが短くなっていく。また、MPの残量もグラフで示されるようになった。
シナリオ変更
基本的にはオリジナルに忠実であるが、イースに落ちた後リリアに助けられ自力で村までいく所が、気を失っている間に運ばれているなど、オリジナルの不自然な点を自然に直す程度のアレンジが加えられている。
好感度システム
村人に贈り物をすることによって好感度を上げ、ファイヤーの魔法を当てることで好感度を下げることができる。好感度を上げることにより有益な情報などが得られる場合がある。
マスコット
画面上に飾ることができるマスコットが登場。飾る以外に特に効果がある訳ではないが、条件をクリアすることによってマスコットの種類が増えていくため集める楽しみがある。
アイテム
アイテムのシステムは大きく変更された。
  • 「精霊の衣」、「鷹の彫像」など装備して使うアイテムの一部が、アクセサリとして装備品に変更された。なお、効果はオリジナルと変わらない。
  • 贈り物に関わるアイテムなどが追加されアイテムの種類が増えた。
    • リンゴ - 贈り物として使える他、HPを微量回復することもできる。
    • マールの花 - 贈り物として使える他、MPを微量回復することもできる。
    • ベスティアリーポーション - 使用すると敵のステータス情報を見られるようになる。
    • etc.
  • いくつかのアイテムが最大3つまでの複数所持が可能となった。
  • 薬草の回復効果が下がった。
  • ボス戦中にもアイテムの使用が可能になった。
魔法
基本的には変化がないが、以下の3つには変更が加えられた。
ファイアーの魔法
仕様が大きく変わった。一度敵にあたるとすぐに消滅するようになったが、連射が可能になり、複数の弾が画面上に存在できるようになった。ただし、一度に連射可能な弾数は残りMPに依存する。一発撃つごとにMPゲージが右側から薄暗くなっていき、一発撃つのに必要な長さよりも明るい部分が短くなると発射不能となるが、この影は自然と回復していく。また魔法ボタンをしばらく押しっぱなしにすることによりより威力の増す溜め撃ちが可能に。
リターンの魔法
ワープ可能な場所が増加。
タイムストップの魔法
装備中ずっと敵の動きが停止し続ける方式から、魔法ボタンで発動して一定時間だけ時間を止める方式に変更。
冒険日誌
メニューに「冒険日誌」という名前のデータベースが加わった。「登場人物」では『I』の主な人物の簡単な説明が見られる他、『II』で話した人物全てが登録されていく。「モンスターリスト」では戦った敵の説明が見られる他、ベスティアリーポーションの使用後は戦いを重ねることによって詳しいステータス情報も表示されるようになる。「アドルの足跡」ではその時点までのゲームの荒筋がまとめられており、冒険に行き詰まった時のヒントとしても使える。
難易度の選択
EASY・NORMAL・HARDの3種類から難易度が選べるようになった。

エターナルから完全版への変更点 編集

タイムアタックモードの追加
本編のボスキャラ戦だけを連続して行い、そのクリア時間を競うタイムアタックモードが追加された。ただし、本編を一度クリアしていないと遊ぶ事はできない。
難易度の選択
HARDよりさらに難易度の高いNIGHTMAREが加えられ、4種類から難易度が選べるようになった。

テンプレート:ネタバレ終了

メディアミックス 編集

OVACD等の音楽メディア、小説テーブルトークRPGゲームブック漫画と、『I』と並びシリーズ内でも特に広くメディアミックスが行われている。物語の連続性から『I』とまとめられている物も多い。

OVA 編集

イース 天空の神殿〜アドル・クリスティンの冒険〜』のタイトルでキングレコード[1]角川書店よりVHSLDでそれぞれ全4巻で発売。VHS版はキング版・角川版でジャケットが異なっていた。また『IIE』の初回限定版の特典として全4話を収めたDVD版が出されている。

ストーリーは概ねゲーム版を踏襲しているが、リリアの病気とその重要性・終盤におけるアドルの扱い・六神官の子孫等異なる部分も多い。

あらすじ 編集

1. 失楽園
ダームの塔に於いてダルク・ファクトに勝利したアドル。「行け、アドルよ。お前の使命はここから始まるのだ……」ファクトの言葉とともに光に包まれ天空高く飛ばされていく。行き着いた先は天空に浮かぶ地「イース」。だがそこは、魔物が神のごとく振舞う荒廃した地であった。リリアによって助けられ、たどり着いたランスの村は、魔物を恐れ生贄を捧げることで生き長らえてきた。だが頻度の増す生贄の要求に、村民の魔物に対する不満が高まっていた。他の少女を庇い生贄として連れ去られたリリアを救い、魔物に逆らえることを証明するため、アドルは単身魔物の巣窟へと向かう。新たに手に入れた魔法の力を駆使しリリアを救って村に帰還したアドルであったが、「悪魔の教えを語る者」として捕えられてしまう。
2. 世界果つるところ
イースの人々はイースこそが世界の全てだと信じて疑わなかった。ランスの民に捕らえられたアドルは、リリアの協力でランスの村からの脱出を試みるが、村民の追撃を受ける。そのさなか、村内にあっても魔物と戦うことを主張するサダ達と出会う。アドルを信じたいが信じきれていないサダ達に、アドルは本当の世界を見せると約束する。世界の果てとされるノルティア氷壁に向かう一行。途中立ち寄った神殿でレアとフィーナに再会する。リリアを神殿に残し一行は再びノルティア氷壁を目指す。向こうにある本当の世界を見せるために。
3. 彷徨、そして迷走…
本当の世界を知ったゴート達は魔物と戦うように人々を説得するためランスの村に戻る。アドルはラミアの村へと向かう途中、魔物によって息子をさらわれ、橋を落としておくことを魔物に命じられた橋番と出会う。橋番の息子タルフを救い出しラミアの村へと向かうが、村は魔物の人間狩りによって壊滅していた。一足先に村にたどり着いたサダは許婚であるマリアを救うため、家宝のクレリアソードを手にサルモンの神殿へと向かった。サダを追ってサルモンの神殿に向かうアドルとゴート。サルモンの神殿の地下牢でリリア達と再会するが、マリアは生贄として連れ出されたと言う。ゴートを残し先へ進むアドル。途中サダと合流し、マリアの生贄の儀式を止めるために鐘撞堂へ向かう。しかし鐘撞堂にたどり着いた二人の目の前にダレスが現れる。そして無常にも二人の前でならされる最期の鐘……さらにダレスは人間に対し石化の呪いをかけてしまう。
4. 運命の流れる中で
生贄の儀式も石化の呪いも止めることはできなかった……アドルの矛先は魔物達へと向けられる。怒りと憎しみで剣を振るうアドル。驚異的な力を見せつけるアドルであったが、その心は魔に染まりつつあった。そしてそれはダームの望むべき姿であった。実体を持たぬ自分の代わりとして……。二人の女神はアドルを魔から救い出すために地上のルタ・ゴーバン・ドギを呼び寄せ魔の力の源である黒真珠の破壊を託し、魔物の呪いを解くための銀のハーモニカをリリアに託す。だが魔物の呪いで魔物に変えられたキースは、自分が元の人間に戻れるかもしれないにもかかわらずリリアを止める。かつて重病のリリアの命を救うために魔物の魂を使ったこと、魔物の魂で救われたリリアだからこそ石化の呪いから逃れられたこと、そして魔の力の加護が無ければリリアは消滅してしまうと……だが鐘撞堂に辿り着いたリリアは全てをアドルに託しハーモニカを奏で始める。ハーモニカの音を聞き正気に戻るアドル。だがダームは新たな拠代としてリリアを選んだ……

声の出演 編集


スタッフ 編集

サウンドトラック 編集

  • キングレコード
    • PERFECT COLLECTION イース天空の神殿 I 〜J.D.K.BAND編〜
    • PERFECT COLLECTION イース天空の神殿II 〜J.D.K.ELECTRIC ORCHESTRA編〜
    • PERFECT COLLECTION イース天空の神殿III 〜J.D.K.BAND編〜
    • PERFECT COLLECTION イース天空の神殿IV 〜J.D.K.ELECTRIC ORCHESTRA編〜
  • ファルコム
    • ORIGINAL SOUND TRACKイース天空の神殿〜J.D.K.BAND編
    • ORIGINAL SOUND TRACKイース天空の神殿〜寺嶋民哉eオーケストラ編

音楽メディア 編集

『II』を主に扱っているもの。注のないものはCDのみ。

※¹LPレコード有 ※²カセットテープ(CT)有 ※³CTのみ(CD無)

  • キングレコード
    • MUSIC FROM Ys II ※¹※²
      • 付録として楽譜がついていたが、タイトル曲のイントロ部が全く別物と言っていいほど間違っており、当時まだDTM界隈の成熟度が低かったためか、マイコンBASICマガジン誌上やパソコン通信などで、全く間違った演奏データが多数公開されていた。
    • MUSIC FROM Ys II RENEWAL
    • 交響曲イース ※¹※²
    • 交響曲イース'95 フィーナ〜草原〜 そして旅立ちの朝
    • PERFECT COLLECTION YsII
    • Ys PIANO COLLECTION
    • PLUS MIX VERSION FROM Ys,YsII,SOCERIAN & STAR TRADER ※²
    • PROVINCIALISM Ys
    • Lilia〜from Ys〜(三石琴乃&美野春樹カルテット)
    • クレリア(杉本理恵
    • セルセタ(杉本理恵)
    • Heal Ring 〜やすらぎの指輪〜(杉本理恵)
  • ファルコム
    • PERFECT COLLECTION Ys I,II 〜米光亮全曲集
    • PERFECT COLLECTION Ys I,II I〜スーパーアレンジ全曲集
    • ORIGINAL SOUND TRACK イース・イースIIエターナル
    • 「イース・イースII、朱紅い雫」未発表曲集
    • Ys Piano Collection
    • 交響曲「イース」

小説 編集

ログアウト冒険文庫より前作と同じ人選で発売されている。なお、飛火野耀による『イース2 異界からの挑戦』と言う作品もあるが、こちらは飛火野版小説の「2」ということであり、『イースII』とは関わりがない(ベースは『イースIII』)。

テーブルトークRPG 編集

ログアウト冒険文庫版は『I』の内容も含む。

  • イース2TRPG - 竹内誠 / 監修 明智昭と怪兵隊
  • 関根博士 著 / イラスト 田中としひさ金澤尚子・池上明子(ログアウト冒険文庫)
    • イースTRPGリプレイ 真・の〜てんき伝説
    • イースTRPGリプレイ 真・お気楽伝説

ゲームブック 編集

  • イースII〜魔王復活〜 - 双葉文庫ゲームブック

コミック 編集

『I』の内容も含み、かなりオリジナリティーが高い。

脚注 編集

  1. 前作はファルコムレーベルの担当だったが、本作ではファルコムレーベルの担当ではなく別部署の担当であった(現在でいうMM製作部がそれに相当する)。

外部リンク 編集

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