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テンプレート:Pathnav テンプレート:コンピュータゲームスーパーマリオUSA』(Super Mario USA、スーパーマリオユーエスエー)は、任天堂より発売されたファミリーコンピュータゲームソフトである。

概要[]

元々は、日本で1987年に発売された『夢工場ドキドキパニック』をアメリカなどの日本国外の市場に輸出する際、プレイヤーとなるキャラクターをマリオ達に差し替えた上で『SUPER MARIO BROS. 2』として発売されたソフトである(このため、日本版の『スーパーマリオブラザーズ2』は当初は国外でリリースされなかった)。

1992年に、日本国外で発売された『SUPER MARIO BROS. 2』を日本に逆輸入したゲームがこの『スーパーマリオUSA』である。日本での販売に際しては、タイトルの通り「アメリカで発売されたゲーム」ということでユーザーの興味を引くだけでなく、ディスク用の『夢工場ドキドキパニック』をROMカセットで再発売するという意味合いも強かった。これにより、日本国内で『スーパーマリオブラザーズ2』と呼ばれるものは、日本国外では『Super Mario Bros.: The Lost Levels』として知られる。

本作は、日本最後のファミコンのマリオシリーズであった。その後、スーパーファミコン版『スーパーマリオコレクション』ではグラフィックやサウンドを強化したリメイクが行われ、ゲームボーイアドバンスの『スーパーマリオアドバンス』として発売された際には巨大アイテムや巨大敵キャラなどの追加が行われている。また、2007年8月10日からはWiiバーチャルコンソールでも配信されているほか、『スーパーマリオコレクション』のWii版が2010年10月21日に発売された。

マリオの生みの親である宮本茂は、マリオシリーズの中でイチオシとしてこの作品を挙げている[1]

CMのキャサリンの声は日出郎が担当した。

テンプレート:ネタバレ

ストーリー[]

ある晩マリオが見た、不思議な夢……。

見たこともない不思議な景色の中で、マリオの耳に か弱き声が聞こえてきた。「ここは夢の国サブコン。この国はマムーによって支配され、私達はマムーに囚われています。どうか私達を助けて下さい。……そうそう、マムーは野菜が苦手だということをお忘れなく……」そしてマリオは目を覚ました。

次の日、マリオはルイージ・ピーチ・キノピオと4人でピクニックに出かけ、そのときにマリオは何気なくゆうべの夢の話をしたところ、不思議なことにマリオ以外の3人も全く同じ夢を見ていたという。目的地に着いた4人は、見知らぬ洞窟を発見。そしてその洞窟の奥にあった扉を開けた4人は驚いた。なんと夢で見たものと同じ世界が広がっていたのである。

システム[]

以前からのヒーロー、マリオ・ルイージに加え、ピーチ・キノピオも使用キャラクターとして登場(ルイージも過去の作品のようなマリオの色違いではなく、グラフィックが異なる)。使用キャラクターは合計4人。4人とも能力特性が異なっており、ステージ毎にステージの地形もしくはプレイヤーの好みにより、どれか1人を選んで操作する。ファミコン版ではステージ開始時にしかキャラクター選択ができなかったが、スーパーファミコン版とゲームボーイアドバンス版ではミスした後に再開する際、キャラクターを選択し直すことができるようになった。例えばマリオでボス戦まで行ってミスをした時に、持ち上げが得意なキノピオに交代する事も可能であり、ボス戦が楽になった。

『夢工場ドキドキパニック』のゲームシステムを継承しているため他のファミコン版のスーパーマリオシリーズとは異なり、クリアするまでの時間制限や得点が無くライフ制を採用しているのが特徴となっている。また、他のシリーズと異なりミスした後はチビマリオではなくライフ満タン状態のスーパーマリオで始まる(アドバンス版は他シリーズ同様、チビマリオで再開)。敵を8匹倒すとライフ回復効果のあるハートが出現する。

ステージ開始時のライフゲージは2だが、ステージ中に埋まっている薬を特定の場所で使うことにより、出現した扉に入って裏の世界に入ることでライフゲージが増えるキノコを手に入れることができる(基本的に1ステージにつき2つだが、1つしかないステージもある)。このときに周辺の野菜を抜くとコインが手に入り、ステージクリア時のスロットマシンで残り人数を増やすことができる。

ライフゲージがすべてなくなったり、穴に落ちたりするとミスとなり、残り人数が0になるとゲームオーバーとなる。『夢工場ドキドキパニック』とは異なりコンティニューが最大2回までと上限が設けられており、これを越えると最初からやり直すことになる(リメイク版はセーブ機能が追加されたため、無制限となった)。

また、ステージ中に埋まっている薬には、通常は入れない壺の近くで使い裏面から先のワールドへワープするという使い方もある。

  • ワールド1-3⇒ワールド4-1
  • ワールド3-1⇒ワールド5-1
  • ワールド4-2⇒ワールド6-1
  • ワールド5-3⇒ワールド7-1

各ステージの最後にはステージのボスとしてキャサリンがおり(1-3、2-3、3-3、4-1、4-3にはキャサリンがおらずクリスタルが置いてある)、次のステージへの扉(マスクゲート)を開く鍵となるクリスタルを守っている。各ワールドの3エリアでは、キャサリンを倒してクリスタルを取り(World 1~4の3エリアでは置かれてあるクリスタルを取り)開けた扉の先にボスがおり、それを倒さないとクリアにならない。7ワールドは2エリアしかなく(理由は夢工場ドキドキパニックの項目の記述を参照)、ボスに関する流れが特殊である。

なお、元の『夢工場ドキドキパニック』との相違点として、以下が挙げられる。

  • メインキャラクターがそれぞれマリオキャラクターに置き換えられている。また、残りライフ1の状態ではチビキャラになる(残りライフ4~3の時に敵の攻撃に当たると自キャラがはじかれるが、残りライフ2の時に当たってもはじかれない)。
  • BGMがロングバージョンになっている。
  • 扉の裏世界では初代スーパーマリオブラザーズの音楽が流れる。
  • スターを取った時の無敵のBGMもスーパーマリオブラザーズのものと同じ。
  • 一部のグラフィックが書き換えられている(仮面ブロック→キノコブロック、マスクゲート→グリフォンの顔の形など)。
  • Bボタンでダッシュが可能になっている。
  • 7-1の他、一部マップが変更されている。
  • 全てのキャラクターでマムーを倒す必要は無くなった(即ち、いずれかのキャラクターでマムーを倒せばエンディングに到達できる)。また、マムーの耐性も変化している(野菜3発→6発で撃破)。
  • エンディングが変更されている。

特にスーパーマリオシリーズでおなじみのBボタンダッシュが可能になったことにより、キャラクターの機動性や行動範囲が広がり、難易度が下がっている。また、今作からチビマリオでもしゃがめるようになった(日本ではスーパーマリオワールドから)。

  • BGMは、『夢工場ドキドキパニック』とほぼ同じだがROMカセットのCPUの性能が上がった為、パーカッションの音が鳴らせる様になり、BGMに使われている打楽器の音に『スーパーマリオブラザーズ3』で鳴っている様なパーカッションの音が使われている。因みに地下BGMでパーカッション音が使われている。尚、BGMは全てアルバム「ファミコン サウンド ヒストリー シリーズ「マリオ ザ ミュージック」」でCD化されていて入手可能。また、メガハウスが出している「ゲームサウンドミュージアム ファミコン編」と言うファミコンのBGMを収録したCDが付いている食玩の3枚目のシークレットアイテムとして「マリオブラザーズ」のBGMと共に収録されている。しかし、シークレットの為、入手困難である。しかし、「マリオブラザーズ」のBGMも上記した「ファミコン サウンド ヒストリー シリーズ「マリオ ザ ミュージック」」に収録している為、食玩としてのレアさしかない。

発売[]

この他市販作品ではないが、サテラビューではスーパーマリオコレクション版を元にしたイベントゲーム「BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ」が放送された。

キャラクター[]

プレイヤーキャラクター[]

マリオ
標準的な性能。ジャンプ力、物を持ち上げる速さとも全キャラ中2番目。ただし物を持つとジャンプ力、移動速度ともに若干下がる。
『夢工場』でのイマジンに相当する能力。
ルイージ
ジャンプ力が最も高い。また、空中で足をばたつかせるため滞空時間が他キャラより長い。独特の浮遊感が有るため使いこなすには若干の慣れが必要だが、その滞空時間のおかげで他のシリーズ同様Bダッシュで1ブロック分の穴を駆け抜ける事が出来る。物を持ち上げるスピードと移動速度は、3番目とやや低い。物を持っているとジャンプ力・移動速度は大きく下がる。また、この作品がきっかけでバタ足ジャンプが後にほかのマリオ作品に登場するようになった。
『夢工場』でのママに相当する能力。
ピーチ
物を持ち上げる時のスピードは最も遅い。ジャンプ力も3番目と低いが、一定時間空中浮遊が可能で、最も遠くへの着地が出来る。物を持つと移動速度・ジャンプ力ともに最も低下するが、空中浮遊できる時間が短くなることは無い。
『夢工場』でのリーナに相当する能力。
キノピオ
ジャンプ力は最低だが一番力持ち。一瞬で物を持ち上げる事ができ、物を持っているときの移動速度およびジャンプ力も低下する事が無い。
『夢工場』でのパパに相当する能力。
  • それぞれの能力を比較すると以下のようになる。
    ジャンプの高さ
    ルイージ > マリオ > ピーチ > キノピオ
    ジャンプの飛距離
    ルイージ > マリオ > ピーチ > キノピオ(ただしピーチは空中浮遊とダッシュを使用した場合、ルイージより遠くへ飛べる)
    物を持っている時の移動スピード
    キノピオ > マリオ > ルイージ > ピーチ
    持ち上げの早さ
    キノピオ > マリオ > ルイージ > ピーチ

敵キャラクター[]

テンプレート:See

アイテム[]

野菜
地中に埋まっている。種類はカブ・ニンジンなど様々。敵に投げつけることでダメージを与えられる。5個目は野菜にならずストップウォッチになる。
小さな野菜(はずれ野菜)
成長途中のため、野菜よりサイズは小さいが威力は同じ。ただし、何個引き抜いてもストップウォッチにはならない。軽いためか、このアイテムに限りマリオ、ルイージ、ピーチも、キノピオと同じ速さで引き抜くことができる。
ストップウォッチ
数秒間敵の動きを止めることが出来る。ただし敵にぶつかるとダメージを受ける。
地上に投げると裏の世界への扉が現れる。裏の世界には8秒間しかいられず、8秒経過すると強制的に元の世界に戻され、扉もすぐ消えてしまう。裏の世界に入って8秒経過する前であっても、再び扉に入ることで元の世界に戻ることはできる。ただしその場合でも、扉はすぐ消えてしまう(例外として、流砂の中に薬を投げ込むと薬は扉に変化せず、そのままズブズブと沈んでいってしまう。沈み切る前に取り出すことはできる。また、薬を投げた位置がダンジョンの出入口の扉に重なった場合は、裏の世界に行くことはできない)。壷の中で薬を投げても扉は現れない。
ライフUPキノコ
最大ライフ数を1つ増やすことが出来るが、次のステージに進んだりゲームオーバーになると最大ライフ数が2に戻る。裏の世界で入手できる。
コイン
ステージクリア後のスロットにチャレンジできる。裏の世界で入手できる。ただし手に入れるチャンスは1ステージにつき2回まで。3回目以降は裏の世界に入っても小さな野菜しか現れなくなる。
ハート
ライフを1つ回復できる。敵を8匹倒すと画面下から現れる。ライフが満タンの時に取っても最大ライフ数が増えることはない。チビキャラの時に取ると、他のシリーズでのスーパーキノコを取った時と同様の演出と効果音になる。
チェリー
5つ集めるとスターが出現する。裏の世界でも入手でき、スターを早くから出すテクニックに使える。例えばチェリーのある地点に程近い所に薬を投げて扉を出し、裏の世界へ行くと、裏の世界でチェリーを入手でき、さらに元の世界へ戻るとチェリーは復活しており再び入手できる。ただし裏の世界で5つめのチェリーを取ると、スターが裏の世界に現れてしまう。さらに地形の関係上などから取れないまま制限時間が過ぎて元の世界に戻されてしまうと、スターはいなくなっており、取り損ねたことになる。無計画にチェリーを取っていると、これによる大損をしてしまうケースも少なくない。
スター
チェリーを5つ集めると画面下から現れる。数秒間無敵状態になり体当たり攻撃が出来る。
爆弾
引き抜くと数秒後に爆発する。敵にダメージを与えられるほか、一部の壁を壊すことが出来る。当然、持ったままかすぐ近くで爆発してしまうと、自分もダメージ(巻き添え)を受けてしまう。
キノコブロック
何度投げつけても消えないので何回でも敵にダメージを与えられるほか、敵の火の玉攻撃を防御することができ、さらに積み上げることで足場を作ることもできる、まさに万能アイテム。特に緑のキャサリンのように火の玉しか吐かないボスを倒すときは欠かせない。
甲羅
投げると地面を滑っていく。敵キャラの列に甲羅を投げ込んで一掃させることができるほか、甲羅に乗ることも出来る。ただし、他のマリオシリーズと異なり、甲羅で大量の敵を倒しても1UPすることはない。また、壁にぶつかると跳ね返らず消える。
鍵のかかった扉を開くために必要。持っているとカメーンが追いかけてくるが、手放す(置く)と追いかけてこない。キャサリンが持っていることもある。持ち歩く速度はどのキャラも変わらない。
1UPキノコ
残り人数を1人増やすことが出来る。引き抜いた時点で効果を発揮し、消える。
POWブロック
地面に投げつけると画面内の敵を一掃できる。ただし空を飛んでいる敵には効かない。
クリスタル
ステージの終わりにあるマスクゲートを開くために必要。キャサリンが持っていることが多い。

テンプレート:ネタバレ終了

脚注[]

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. ~マリオ生みの親・宮本茂(任天堂)直筆(!)推薦文~
  2. 『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』内に収録。

関連項目[]

  • 夢工場ドキドキパニック
  • 大乱闘スマッシュブラザーズDX - 本作をモチーフとした「いにしえの王国II」という隠しステージが登場。
  • 大乱闘スマッシュブラザーズX - 名作トライアルに体験版収録(使用キャラはピーチで固定)。
  • 関口宏の東京フレンドパークII(TBS系列番組) - 本作の地上曲がアトラクション「フィジカルメール」の説明BGMとして使われている。

外部リンク[]

be:Super Mario Bros. 2 fi:Super Mario Bros. 2 nn:Super Mario Bros. 2 uk:Super Mario Bros. 2 zh:超级马里奥兄弟USA

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