FANDOM


妖怪倶楽部』(ようかいくらぶ)は、ジャレコより発売された日本ファミリーコンピュータアクションゲームである。1987年5月19日に発売された。

概要 編集

内容は縦または横スクロールのアクションゲーム。ゲームの目的は超能力少年「あきら」を操作し、現代によみがえった妖怪の親玉を倒して人間界を混乱から救うことである。

この時期のジャレコのゲームソフトとしては前年10月31日に難解なアドベンチャーゲームミシシッピー殺人事件』が、同年6月26日には「バントホームラン」などで有名な『燃えろ!!プロ野球』が発売されており、奇しくも一般にクソゲーバカゲー扱いされやすい2作品に挟まれた形での発売となった。

本作でパッケージイラストを手がけた爬沼庵は同年に同社より発売された『バイオ戦士DAN』などでもパッケージイラストを担当した[1]

ゲームストーリー 編集

199X年、人間界に破滅の危機が迫っていた。海底火山の爆発により5000年の眠りから目覚めた妖帝ガルスが人間界征服を目論み、滅亡した世界各地の妖怪たちをよみがえらせて人間界へと侵攻を開始したのだ。首都東京が大パニックに陥る中、平凡な少年あきらも妖怪軍団の精鋭、妖帝親衛隊の襲撃を受ける。あきらが親衛隊の手にかからんとしたその時、あきらの中に秘められた力が親衛隊を粉砕した。彼こそ5000年前、妖帝ガルスを封じ込めた超能力戦士の末裔だったのだ。自らに秘められた超能力を知り、あきらは妖怪と戦い人間界を救うことを決意。敵の本拠地、妖魔奇城へ単身のり込んでいったのだった。

ゲームシステム 編集

テンプレート:節stub ライフ制のアクションゲームで、ライフメーターの下にプレイヤーの「経験値」を表すメーターがある。この経験値が一定の値になるごとに主人公の飛び道具がパワーアップするシステムになっている。

本作には残機(プレイヤーストック)の概念は無く、通常はライフが無くなるとその場でゲームオーバーになる。またコンティニュー機能も無く、ゲームオーバーになったらゲームはそこで完全に終了となる。

ただしライフが無くなっても一定の条件を満たしていればその場で復活できるほか、序盤のステージに限りクリア条件を満たすとパスワードが表示される。ただしパスワードで途中からはじめた場合も経験値ゼロからのスタートとなる。

全6ステージで2周目以降はなく、最終ステージをクリアすると簡素なエンディングののち終了となる。

武器 編集

Bボタンで使える武器は以下の3種類。

サイコスティンガー
スタート時から使用可能なナイフ型の飛び道具。飛ぶスピードが遅く射程の制限があるが、3連射が可能。
サイコキネシス
白い気弾のような飛び道具。経験値が一つめの長い目盛りに達すると使用可能になる。射程距離はサイコスティンガーとあまり変わらないが、飛ぶスピードが速く威力も高い。
サイコフレアー
赤い火の玉のような飛び道具。経験値が二つめの長い目盛りに達すると使用可能になる。威力はサイコキネシスよりも高く、画面の端まで届く。

アイテム 編集

登場するアイテムは以下のとおり。一定時間効果が持続するアイテムの場合、その効果時間中は他のアイテムが見えなくなり取ることも出来なくなるので、使いどころや取るタイミングには注意が必要になる。

ストックして使用するアイテム 編集

ポーズ時に十字キーの左右で選択し、ポーズ解除後十字キー上+Bボタンで使用する。

フラッシュ
懐中電灯のようなアイテム。使うと一定時間画面がまぶしく光り、敵の動きを止めることができる。ボスには効かない。
バクダン
導火線のついた丸い爆弾型のアイテム。使うと画面上の敵すべてにダメージを与えられる。並みのザコキャラであれば一撃で倒すことが可能。
テレキネシス
人差し指を突き出した手のようなアイテム。特定の場所で道を塞ぐブロックに対して使うアイテムで、ブロックを跳ね飛ばして道を開くことができる。使うと一定量の経験値を消費する。
スーパーアイ
眼鏡のようなアイテム。使うと背景に隠れて襲いかかる特定の敵が姿を現し、倒せるようになる。効果は一定時間で切れる。

取るだけで効果を発揮するアイテム 編集

経験値の素
ボスキャラを含め、殆どの敵が落としていく赤い球状のアイテム。取ると1ポイント~数ポイントの経験値(敵により異なる)が加算される。32ポイント貯めるごとに経験値の目盛りが一つ分伸びる。
経験値ブック
名前どおり本型のアイテム。一つ取るだけで目盛り一つ分経験値が増える。
パワーアップ
「POW」の文字が書かれたアイテム。ライフ回復アイテムで、取るとメーターが全回復する。
薬ビン
名前どおり瓶型のアイテム。取るとあきらが念力バリアを纏って赤く光りだし、一定時間敵の攻撃をすり抜けられるようになる。
分身の術
星型のアイテム。取ると一定時間あきらに2つの残像がつく。あきらが攻撃すると残像も一緒に攻撃するので、通常の3倍の量の武器を放つことができる。
流れ星
名前どおりの形のアイテム。取ると一定時間、あきらの移動速度が上昇する。

テンプレート:ネタバレ

ステージ紹介 編集

テンプレート:節stub

ステージ1 顔屋敷(かおやしき)
縦スクロール面で構成されたステージ。背景には一面に顔の彫刻が並んでおり、その中には主人公に襲い掛かってくるものもある。
ステージ2 妖怪の森(ようかいのもり)
その名のとおり森のような場所を進む横スクロール面主体のステージ。皿をばらまく中ボス「お菊」の出てくる井戸には入ることができ、この中にカギを守るボスがいる。
ステージ3 雲の回廊(くものかいろう)
3つの横スクロール面で構成されたステージ。石造りの通路が続き、最後の場面に辿り着くまで雲は出てこない。要所要所に穴があり、穴を渡ったとたん敵が襲ってくる場合が少なくないので、ジャンプには細心の注意を要する。
ステージ4 骨の都(ほねのみやこ)
横スクロール面主体のステージ。前半は巨大な恐竜のような生物の白骨の上を進み、後半は人骨が敷き詰められた通路を進む。見た目にわかりづらい隠し入口・隠し部屋が数箇所に存在し、それらを見つけないと先へ進めない。
ステージ5 達磨館(だるまやかた)
ステージ6 迷宮(めいきゅう)

登場キャラクター 編集

主人公・味方キャラクター 編集

あきら
本作の主人公。
復活の蝶
あきらが倒れたとき、一定の条件を満たしていると現れる。経験値と引き換えに、あきらに体力を注入してくれる。

敵キャラクター 編集

主要雑魚キャラクター 編集

コウモリ
全ステージに登場。∞の軌跡を描くように飛来してくる。縦スクロール面では狙いを定めにくい。
幽霊
横スクロール面で登場。プレイヤーを追尾してくる。
幽霊が弾として飛ばしてくるもので、あきらに向かってじりじりと迫ってくる。武器で相殺できるが、破壊しても経験値の素は落とさない。幽霊が飛ばしてくる場合のほか、魂のみで出現する場合もある。
ガイコツ
妖帝ガルスに操られたしゃれこうべ。横スクロール面では、単独で跳ねるように動いたり波形に動いたりとさまざまな軌道で飛んでくる。また縦スクロール面では、画面上部より8の字のような軌跡を描きながら編隊を組んで飛んでくる。
地面や穴の中で燃えている火柱。普段は短いが、一定間隔で上方へ吹き上がってくる。破壊不可能で、あきらの攻撃は全てすり抜ける。
ロックマン
一見岩石が積み重なっただけのようだが、プレイヤーが接近すると人型になり岩石を投げてくる。
バックベアード
小さな雲から覗く目玉。画面中央から突如出現し、高速で左右に飛びながら弾を撃ってくる。
スパークファイア
画面下方に固定されている炎の塊。近づくと四つに分裂し、上方へ放物線を描いて飛び散る。
天狗
空中を飛び、うちわから風を放ってくる。
魔法使い
に乗った魔女。空中を飛びながら、地面に落ちると一定時間燃え続ける弾を落としてくる。
ゴーストハンド
画面の裏側にいる手の平。「スーパーアイ」が無ければ攻撃できないが、倒せば経験値ブックを落とす。
死の蝶
タイムアップ時に出現し、あきらを追い回す蝶。無敵キャラであり、プレイヤーがどのような状況でも触れたら即死。

ボスキャラクター 編集

黒魔術師
ステージ1のボス。大ジャンプを織り交ぜて動き、時おり前方へ呪いのを2連発で放って攻撃してくる。
炎のピューマ
ステージ2のボス。豹の姿をした炎。ジャンプで左右に大きく跳び回り、体当たりしてくる。
風神
ステージ3のボス。素早く飛び回り、わきに抱えた袋からを放ってくる。
死神
ステージ4のボス。大鎌を振るい、上空から急降下で体当たりしてくる。
達磨
ステージ5のボス。妖帝ガルスに魂を売ったことで手足を授かった達磨。小さな達磨を転がして攻撃してくるが、体力が減るとばね仕掛けの足を生かし、大きくジャンプして体当たりしてくる。
妖怪ピエロ
ステージ6のボス。玉乗り→ジャグリング→火の輪攻撃と、残り体力に応じて3つの攻撃形態を駆使して襲ってくる。
副官ゼラン
妖帝ガルスの副官の一人。巨大なコウモリ男のような姿の敵で、ステージ2の最後に登場する。目が弱点で、片目をつぶすと炎のピューマを復活させて仕向けてくる。炎のピューマを倒したあとでもう片方の目を攻撃すれば倒すことができる。口からはコンスタントにコウモリを吐き出してくる。
副官ガイン
妖帝ガルスの副官の一人。ステージ4の最後に登場する。姿・弱点ともにゼランと同じで攻撃方法も似ているが、口からはガイコツを吐き出し、片目をつぶすとバックベアードを呼び出す。
妖帝ガルス
ステージ6の最後に登場する、本作の最終ボス。巨大なタコのような怪物で、ガイコツ→ロックマン→死神の順で手下の妖怪を次々と召喚する。死神が倒されると「影のあきら」を召喚してくる。副官たちと同じく目が弱点。

テンプレート:ネタバレ終了

脚注 編集

  1. ユーズド・ゲームズ編集部編 『美食倶楽部バカゲー専科』 キルタイムコミュニケーション1998年、201頁。

関連項目 編集

テンプレート:Video-game-stub

広告ブロッカーが検出されました。


広告収入で運営されている無料サイトWikiaでは、このたび広告ブロッカーをご利用の方向けの変更が加わりました。

広告ブロッカーが改変されている場合、Wikiaにアクセスしていただくことができなくなっています。カスタム広告ブロッカーを解除してご利用ください。

FANDOMでも見てみる

おまかせWiki