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維新の嵐』(いしんのあらし)は、1988年に光栄(現・コーエー)から発売されたパソコン用ゲーム。光栄がシミュレーションゲームロールプレイングゲームを融合させた独自のゲームジャンル「リコエイションゲーム」のシリーズ第1作。

PC-9801版(およびその復刻Windows移植版)発売後に多くのハードウェアに移植されたが、PC-8801版以降ではゲームの仕様がかなり異なっている。続編に『維新の嵐 幕末志士伝』『維新の嵐 疾風龍馬伝』がある。

概要 編集

プレイヤーは幕末に実在した人物の一人となって日本全国の思想的統一を果たし、自分の思想なりの明治維新を成就させることを目指す。幕末をテーマにした初めてのシミュレーションゲームだった。

ただしやや不自然な部分もあった。プレイヤーの行動如何にかかわらず、鳥羽・伏見の戦いや大政奉還等のイベントを回避し歴史を塗り替えることはできない。また要人の暗殺に成功しても、代わって一字違いの要人が登場する(例えば、桂小五郎を暗殺した場合には「桂長五郎」が登場する)ため、暗殺があまりゲーム上意味を持たない。思想説得がメインテーマであるため、暗殺による統一等は最初から考えられていないが、桂小五郎を暗殺すれば長州藩は多少なりとも弱体化するはずだが、そうはならない。

初代(PC-9801版) 編集

内容および特徴 編集

1988年当時PCゲームの主流はPC-88であったが、ゲームのボリュームの問題からか16ビット機であるPC-98専用として発売された。後日PC-88VAでも同仕様で発売された。

このPC-98版についてはハンドブックも発売されず、PC-98版そのままの形ではコンシューマに移植されずにきたが、約10年を経てコーエー25周年記念パックのVol.1にも復刻版で収録され、後にコーエー定番シリーズで単品発売もされている。

すべての基本コマンド(移動、攻撃、説得、情報、機能等)に時間制限があり、遅れると入力を受け付けず、次のターンに移行する。体力が0でない限り、1日に4回(朝、昼、夕、夜)まで行動することができる。

マップは日本全国を地方ごとに分け、さらにエリアごとに分けられているためかなり広い。「駕籠屋」「港」を使うと有料ではあるがエリアを飛ばし、地方ブロックで移動可能(ただし一方通行が多い。例えば江戸から大阪へ港移動できるが、大阪からは別の目的地へ設定されている)。

坂本龍馬のみ海援隊を結成できる。海援隊を結成するためには下記の5人の要人を信服させる必要がある。後述のPC-88版に比べ結成はかなり難しくなっているが、港を無料で使用でき、さらに通常は港ごとに決められている行き先を自由に選択可能になり、行き先の港が遠い近いに関係なく1日で移動出来るようになる。

ゲーム目的 編集

説得活動や武力を用いて13の雄藩の国体思想を自分と同じ思想に統一することを目標とする。 国体思想には「尊王」・「公議」・「佐幕」の3種類がある。 国体思想とは別に国外思想というものもあり、「開国」、「攘夷」の2種類がある。

「説得による雄藩の思想統一」というゲームの基本コンセプトはどの国体思想の人物を選んでも同様であるが、最終的な手段は思想により異なる。

  • 佐幕思想…全雄藩の国体思想を統一(長州藩を武力征伐)し、天皇に面会する。
  • 尊王思想…全雄藩の国体思想を統一(会津藩を武力征伐)し、将軍に面会する。
  • 公議思想…全雄藩の国体思想を統一し、天皇と将軍に面会する。(武力征伐の必要はなく、説得のみで統一できる)

なお、尊王と公議思想の場合には、江戸城第一部隊を撃破して倒幕という形でも終了できる。

次の場合にはゲームオーバーとなる。

  • プレイヤー要人が死亡し、ユーザー要人が居ないとき。
  • プレイヤー要人の国体思想(尊王・公議・佐幕)が転向させられ、ユーザー要人が居ないとき。
  • ゲーム内時間で明治9年12月30日になっても勝利条件を達成できない場合(「外国艦隊が攻めてきて、日本は諸外国の植民地になった」と表示されて終了)

雄藩の思想 編集

雄藩の思想は、藩主、家老、重臣の思想により決定されるが、藩主の思想が最も重い比率となっている。本ゲームでの雄藩(家名)と初期状態での思想は次の通り。ただし長州藩は佐幕思想に、会津藩は尊王思想になることはない。また、このゲームにおける雄藩の定義は特に明確にされていない(幕末の四賢侯の一人である伊達宗城が治める宇和島藩は入っていない、幕府に発言力のある御三家の紀州藩も入っていないなど)。

  • 薩摩(島津) - 公議(シナリオ1)、尊王(シナリオ2・3)
  • 佐賀(鍋島) - 公議
  • 長州(毛利) - 尊王
  • 土佐(山内) - 公議
  • 芸州(浅野) - 尊王
  • 彦根(井伊) - 佐幕
  • 桑名(松平) - 佐幕
  • 尾張(徳川) - 公議
  • 福井(松平) - 公議
  • 水戸(徳川) - 尊王
  • 会津(松平) - 佐幕
  • 長岡(牧野) - 佐幕
  • 仙台(伊達) - 佐幕

主人公 編集

選択できるプレイヤー要人は以下の通り。

西郷、桂と並んで維新三傑の一人である大久保利通ではプレイできない。ただし、ユーザー要人(プレイヤー要人の説得によりプレイヤー要人への信頼が80以上の要人。プレイヤーが操作できる。)として心服させたあと、プレイヤー要人を死亡させ、跡を引き継がせることは可能である。松平容保等藩主であるプレイヤー要人を選択すると、いきなりレベル26からプレイできる。井伊直弼では、安政の大獄を実行することもできるが、その引き替えに桜田門外の変も起こり、プレイヤー要人といえども死亡する。

説得システム 編集

本作での「説得」は「賄賂」「脅迫」「理論」「威圧」「本音」といった説得方法の中から相手によって有効な方法を選択し、スペースキー・リターンキー連打で説得するアクション要素を取り入れたシステムになっている。リターンキー連打で気合いが一定値貯まると、一定時間一方的に説得することができる(このアクションにおいて連打し過ぎてキーを叩き壊すプレイヤーも多数いた)。

説得方法の威力は、プレイヤー要人の所持金(賄賂に影響)、剣道値・武力(脅迫に影響)、学力(理論に影響)、同士数(威圧に影響)、魅力(本音に影響)の数値によって決まる。特に所持金が無いと、「賄賂」での説得はできない。説得方法は一回の説得フェイズで数回変更可能であるが、説得相手よりプレイヤー要人のレベルが高いと、変更できる回数は少なくなる。

要人をプレイヤー要人が「信頼」について説得し、信頼度が80を超えると、その要人は「ユーザー要人」となり、プレイヤーが操作できるようになる。ただし、国体思想が変化すると「ユーザー要人」ではなくなり、操作することができなくなる。国体思想の違う領地に侵入した場合に、要人・武士が国体思想について説得しに来ることがあり、特に単なる武士が説得にきた場合、ユーザー要人とほぼ同等のレベルを持った武士として設定される傾向にある(説得方法変更回数で判断できる)ので、注意が必要である。

要人の実力は「レベル」で表現される。要人のレベルとしては、小規模大名藩主でレベル5、中規模大名藩主でレベル15-18、雄藩大名藩主でレベル26-33前後である。プレイヤー要人またはユーザー要人のレベルが面会希望要人のレベルより低いと、面会できない確率が高くなる。また、たとえ面会して説得フェイズに移行できたとしても、途中で席を立たれる場合や、血圧が高くなり斬りかかってくることがある。

また、極端に国外思想「攘夷」が高い要人に、国外思想「開国」の高い人間が説得しようとすると、説得フェイズに移行する前に斬りかかられ、戦闘となる。

要人対要人、要人対同士等の戦いは、2Dの剣撃アクションゲームとなる。攻撃方法は、剣道でいうところの「面」、「突き」、「胴」の3種類。戦闘時間は60分までである。10分間経過した後、リターンキーを押すことで逃亡が可能(ただし、プレイヤーが操作していること、説得モードから移行した戦闘ではないことが条件)。

能力鍛錬 編集

プレイヤー要人及びユーザー要人については各能力値を上昇させることができる。

  • 武力…兵学及び砲学の学問所と海軍関係施設(長崎と大坂のマップ内にある)で訓練する。
  • 剣道値…各所の道場で訓練する。
  • 学力…各地の学問所・藩校で訓練する
  • 体力…訓練はできない。
  • 魅力…戦闘に巻き込まれた際に「自分で戦う」を選択すると上昇する。各地の料亭で食事をした場合に「つりはとっておけ」の表示が出た場合にも上昇する。
  • 同士数…マップ内を徘徊する「武士」、「志士」、「僧」、「町人」を「同士」説得し、成功すると増える。公議派及び尊王派ではマップ内の神社に行き「おお、同士よ、共に戦おう」と表示された場合にも同士数が増える。最大で200人まで。各地の村ヘックスで「おらもついていくだ」というセリフとともに村人が同志に加わることがある。

学問所・藩校では学力が伸びるが、同時に思想も変化する。学問所が「国学」の場合には要人の尊王思想・攘夷思想が増加し、佐幕思想・開国思想が減少する。「儒学」の場合には佐幕思想・攘夷思想が増加し、尊王思想・開国思想が減少する。「蘭学」の場合には、開国思想が増加し、攘夷思想が減少する。藩校の場合には公議思想・開国思想が増加し、尊王思想・佐幕思想・攘夷思想が減少する。海軍関係施設では武力と共に開国思想も上昇する。

藩政について 編集

藩主を心服させユーザー要人とすると、その藩の藩政を仕切ることができる(藩の思想が違っていても藩主さえ心服させれば藩政を実行できる)。月替わりに内政(開墾・治水・訓練・編成等)を実行できるとともに、第一部隊と第二部隊を操作することができる。第一部隊は藩の守備隊ともいえる部隊で、城ヘックスから動くことは不可能である。第二部隊は外征することができる。川ヘックスは通り抜けできないが、海ヘックスには移動可能。思想の違う藩に侵入すると攻撃される。また、他の藩の部隊が自藩内に侵入すると、自動的に郷士隊が編成されるが、この部隊は操作することができない。第二部隊が全滅すると自動的に100-300人程度の規模で自藩内に第二部隊が作成される。部隊の規模は9999人までとなっている。

他の藩の第一部隊を殲滅すると、その藩を占領することとなる(支藩となる)。もちろん幕府直轄地を占領することも可能である。

遊び心 編集

PC-9801版では、遊び心の多いイベントが数多く発生する。以下にその例を示す。

  • マップを移動する際に、有名な名所等を通過すると、グラフィックが表示された。五稜郭松島鶴ヶ城日光東照宮矢切の渡し日本橋江戸の花火(8/15限定)、富士山佐渡金山名古屋城神宮(伊勢神宮)、那智の滝法隆寺京都五山の送り火(8/15限定)、大坂琵琶湖天橋立鳥取砂丘出雲大社厳島神社秋吉台鳴門の渦潮金刀比羅宮桂浜グラバー邸阿蘇山桜島の28枚。
  • 江戸、京都等の都市マップ内の風呂屋では、女湯を覗くことができる。ただし、たまにお婆さんばかりで、体力が減少する場合もある。
  • 各地の鉱山(出羽、佐渡、石見)では、鉱夫として働くことができ、発掘に成功すると所持金が数百両増加する。
  • 要人を操作しているときに、全く身に覚えのない女から、「父の仇」と言われることがある。その場合、付近の武士が女の手助けに入り、要人対同士の戦闘モードとなる。
  • 山賊に襲われている女から助けを求められ、要人対同士の戦闘モードとなることがある。
  • 公議派または尊王派の要人の場合、関所ヘックス、奉行所ヘックス、新撰組屯所ヘックスに入ると捕縛されることがある。拷問されることとなり、体力が持てば解放されることもある。体力を全て失えば死亡となる。また、拷問中に罪状を告白すると、打ち首となる(専用グラフィックも存在する)。
  • 特定の寺院ヘックスでは「富くじ」を販売しており、一攫千金のチャンスが発生する。
  • 賭場ヘックスでは、丁半の賭博ができる。
  • 遊郭に通い詰めると、花魁を拝めるようになる。
  • 山ヘックスに進入した際、ごく稀に「土砂崩れ」が発生し体力が大幅に減少する。

非初代(PC-8801版以降) 編集

内容および特徴 編集

1989年にPC-8801MSX2、さらにファミリーコンピュータ等の家庭用ゲーム機などで発売された。コーエーは自社のゲームにはほとんど自社製作のハンドブック(攻略本)を発売しているが、「維新の嵐ハンドブック」はこちらのPC-8801版準拠であり、PC-9801版については専用ハンドブックは発売されなかった。PC-8801版ハンドブック巻末に両者の違いなどについて数ページ触れられているのみである。PC-9801版からの仕様変更は、容量の少ないマシン向けの簡略化だけでなく、正統なシステム改良版との位置付けにしていたともみられる。

PC-8801版以降のものについては、PC-9801版の国外思想が、それぞれ先進性の高さによって要人の目的が、更に2通りに細分される。先進性がそれぞれ、尊王要人100以上、公議要人90以上、佐幕要人115以上で目的が変化する。

思想および先進性と目的の関係
先進性が低い  先進性が高い
尊王思想 勤皇 倒幕
公議思想 雄藩連合 大政奉還
佐幕思想 幕権強化 公武合体

PC-98版の「レベル」は、PC-88版以降では「先進性」と「身分」に分離されている。「先進性」はプレイヤー要人よりも先進性の高い要人と面会したり、学問所(蘭学)や海軍伝習所で学ぶことでアップでき、説得の際コマンドの威力を高める。一方「身分」は4段階に分かれ、自分より上の身分の人物との「面会」には制限がある。(自藩の場合で2つ上の身分まで・他藩の場合は1つ上の身分までしか面会してもらえない。ただし例えばプレイヤーが藩士の場合、ある藩の重臣の1人から信頼値40を得ればその藩の家老と面会可能となり、家老の1人から信頼値40を得ればその藩の藩主と面会可能となる)。身分が低い要人は藩全体に影響を与えるのに手間がかかる。将軍・天皇には面会や説得そのものが不可能で、幕府や朝廷の行動方針や人事にプレイヤーが介入することはできない。各藩の家老(老中・大臣)・重臣(奉行・議奏)の定員はPC-98版とPC-88版では異なる。

属する勢力と身分(括弧内がPC-98版の定員)
定員1名 定員2(3)名 定員3(5)名 人数制限なし
雄藩 藩主 家老 重臣 藩士
幕府 将軍 老中 奉行 幕臣
朝廷 天皇 大臣 議奏 朝臣

これらの身分以外に雄藩・幕府・朝廷のいずれにも属しない身分である志士・僧侶・新撰組といった身分も存在するが、藩士と同クラスの身分扱いである(イベントで海援隊が結成された場合の坂本龍馬は家老と同クラス、その他の海援隊メンバーは重臣と同クラス。新撰組のうち近藤勇は家老、土方歳三は重臣と同クラスの扱いになっている)。

PC-88版でも藩主を心服させれば藩政を掌握できるが、藩政実行(藩政コマンド入力)は1ヶ月に1回、月の変わり目のみであり、要人の身分の変更はこの藩政コマンドでしか行えないため時間がかかり、藩士が家老になるには2回の藩政実行が必要となる。雄藩所属以外の要人は幕府や朝廷の人事にプレイヤーが介入できないため身分の変更そのものが不可能である。その上「同志要人」は最大5人と決まっているため、能力の高低に関係なく身分の低い平藩士よりも藩主を同志に組み入れた方が効率がいい。結果的に誰でプレイしても、プレイヤー以外は藩主か家老クラスの同志ばかり、ということになりやすい。

PC-98版との差異 編集

PC-88版にはPC-98版にある「長州の攘夷実行」シナリオがなく、また各種パラメータや全国マップも簡略化されている。さらにゲーム中に登場する藩が全て雄藩(17藩)のみで、小・中規模の藩がなく、存在する施設の数も少ない。雄藩の思想は、藩主、家老、重臣の思想により決定されるが、誰の思想が最も重い比率となっているかは藩によって異なる。PC-98版とは違って説得によって長州藩を佐幕思想に、会津藩を尊王思想にすることも可能。PC-88版に存在する藩は具体的には次の通りとなっている。

  • 薩摩(島津) - 公議(シナリオ2は尊王)
  • 熊本(細川) - 尊王(シナリオ2は佐幕)
  • 佐賀(鍋島) - 公議
  • 長州(毛利) - 尊王
  • 芸州(浅野) - 尊王
  • 土佐(山内) - 公議
  • 宇和島(伊達) - 公議
  • 彦根(井伊) - 佐幕
  • 桑名(松平) - 佐幕
  • 尾張(徳川) - 公議
  • 福井(松平) - 公議
  • 水戸(徳川) - 尊王
  • 会津(松平) - 佐幕
  • 長岡(牧野) - 佐幕
  • 米沢(上杉) - 佐幕
  • 仙台(伊達) - 佐幕
  • 盛岡(南部) - 佐幕

また登場人物も少なく、プレイヤーが操作できる同士要人の数が5人までという制限がある。それ以外の差異は以下のようなものがある。

  • 河井継之助(長岡藩家老)」「岩倉具視(朝臣)」でプレイできない。
  • 「学者」や「町人」に対しては「面会」しかできず、「説得」ができないため思想を転換させたり同士にしたりはできない。「天皇」「将軍」もPC-98版ではゲームクリア条件に関係したが、PC-88版では存在するだけでクリアには関与しない。
  • 説得のアクションゲームがコマンド選択式に変更されている(「プレイステーション版」と「セガサターン版」ではカードバトル式)。
  • チャンバラのアクションゲームをコマンド選択式に変更になっている。
  • プレイヤー要人が死亡した場合はゲームオーバー。(同士要人がいても引き継いでプレイすることはできない)
  • 海援隊結成に必要な条件はPC-98版と同じである。PC-98版に比べ容易に結成できるのだが、しかし結成の効果はメンバーの身分が上がるだけで、PC-98版に比べてその有難味やメリットが薄れている。またPC-98版では坂本龍馬が「ユーザー要人」でも海援隊が結成できたのに対し、PC-88版では坂本龍馬が「プレイヤー要人」でなければ結成できない。

PC-88版では要人の能力値として「精神力」が存在し(PC-98版での説得時の「気合い」に近い)この数値が高いと「説得」「戦闘」が有利となる。「精神力」は「説得」「戦闘」で消費されるが、「飯屋」「宿屋」「医者」「遊郭」での特別命令と、「名勝」を眺めることにより回復が可能である。最大値は要人の持つ「体力」と同じ数値である。PC-98版では要人の持つ「体力上限値」は要人それぞれの固定の数値で上昇させられないが、PC-88版ではどの要人でも「飯屋」「宿屋」「医者」にて200まで上げることができる。

要人の「精神力」を、眺めるだけで(グラフィックが表示される)金0両(無料)にて「体力上限値」まで上げることの出来る「名勝」は10箇所存在する。「箱館五稜郭」「松島」「清水の富士」「琵琶湖」「天橋立」「那智の滝」「厳島」「土佐の太平洋」「阿蘇山」「桜島」である。

また16ビット機であるX68000版およびFM-TOWNS版では、8ビット機版をベースにグラフィックと音楽がパワーアップされ、若干のコマンドと要素を追加したものになっている。セガサターン版、プレイステーション版でも32ビットゲーム機のグラフィックなどのリメイクが行われさらに若干ゲームシステムが異なる。戦闘シーンはPC-98版と同じく連打によるアクション性の強いものとなっている。説得シーンはカードバトルである。また、プレイできる人物が多少変化し、プレイステーション版の「佐幕」陣営に、小栗忠順がカットされて、代わって「一橋慶喜(老中)」に変更されている(なお、この2機種版が発売されたのと同年にNHK大河ドラマでは『徳川慶喜』が放送された)。ただし将軍就任のイベントは発生せず、15代将軍徳川慶喜(将軍)になることはできない。

PC-88版以降のシナリオ 編集

シナリオは2編で、それぞれのシナリオでプレイヤーとして選択可能な要人と初期状態での身分は次の通りである。

シナリオ1 新時代の幕開け 安政5年(1858年)6月19日
尊王思想 
公議思想
佐幕思想
シナリオ2 明治維新の戦乱 文久3年(1863年)5月10日
尊王思想
  • 西郷隆盛(薩摩重臣)
  • 桂小五郎(長州重臣)
  • 高杉晋作(長州藩士)
公議思想
  • 坂本龍馬(志士)
  • 勝海舟(奉行)
  • 松平慶永(福井重臣)
佐幕思想
  • 小栗忠順(奉行)
  • 松平容保(会津藩主)
  • 近藤勇(新撰組)

コンシューマー移植 編集

  • ファミリーコンピュータ版(1990年9月15日)
  • セガサターン版(1997年9月25日)
  • プレイステーション版(1997年12月11日)

外部リンク 編集

テンプレート:コーエー25周年記念パック テンプレート:リコエイションゲームテンプレート:Video-game-stub

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