任天堂 Wiki
(新しいページ: ''''Wii U'''(ウィー ユー)は、任天堂が開発し2012年より世界各国で発売している家庭用ゲーム機。Wiiを後継するゲーム機...')
 
編集の要約なし
タグ: ビジュアルエディタ apiedit
1行目: 1行目:
  +
{{Infobox コンシューマーゲーム機
  +
|title1 = Wii U
  +
|メーカー = [[任天堂]]
  +
|種別 = ホームコンソール型ゲーム機
  +
|世代 = 第8世代
  +
|発売日 = 2012年12月8日
  +
|cpu = IBM Espresso Powerベース マルチコア 45nm マイクロプロセッサ
  +
|gpu = AMD Radeon HD GPU
  +
|ディスプレイ = Wii U用12cm光ディスク <BR/> Wii用12cm光ディスク
  +
|対応ストレージ = 内蔵フラッシュメモリ <BR/> SDメモリーカード
  +
|コントローラ入力 = Wii U GamePad(5.2GHz帯無線)<BR/>Wii U PRO コントローラー(無線)<BR/>Wiiリモコン(無線)<BR/>拡張コントローラ(Wiiリモコンと有線接続)
  +
|外部接続 = USB 2.0 × 4 <BR/> IEEE802.11b/g/n
  +
|オンラインサービス = [[ニンテンドーネットワーク]]
  +
|売上台数 = 302万5,380台(2016年1月) <BR/> 1,280万台(2016年3月末時点)
  +
|最高売上ソフト = [[Splatoon]] /149万本(2016年3月) <BR/> [[マリオカート8]] /750万本(2016年3月)
  +
|後方互換 = [[Wii]]
  +
|前世代ハードウェア = Wii
  +
}}
 
'''Wii U'''(ウィー ユー)は、[[任天堂]]が開発し[[2012年]]より世界各国で発売している家庭用ゲーム機。[[Wii]]を後継するゲーム機である。
 
'''Wii U'''(ウィー ユー)は、[[任天堂]]が開発し[[2012年]]より世界各国で発売している家庭用ゲーム機。[[Wii]]を後継するゲーム機である。
   
コンセプトは「集まればWii U。ひとりでも、みんなでWii U。」、「Better Together(一緒だとよりよい)」。日本のCMでは「スーパーなWii」という表現も用いられている。
+
コンセプトは「'''集まればWii U。ひとりでも、みんなでWii U。'''」。日本のCMでは「'''スーパーなWii'''」という表現も用いられている。
   
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[液晶ディスプレイ]]を搭載した[[ゲームコントローラ]][[Wii U GamePad]]」を搭載し、テレビディスプレイとの2画面で、あるいはコントローラ画面のみでプレイできるのが最大の特徴。また任天堂のゲーム機としては初めてハイデフィニション(HD [[1080p]])の映像出力に対応している。[[サラウンド|5.1chサラウンド]]対応。[[Wii]]との互換があり、[[Wiiリモコン]](Wiiリモコンプラスなどの周辺機器にも対応している。
+
液晶ディスプレイを搭載したコントローラ「Wii U GamePad」を搭載し、テレビディスプレイとの2画面で、あるいはコントローラ画面のみでプレイできる。5.1chサラウンドに対応しており、また任天堂のゲーム機としては初めてHD/1080pの映像出力に対応している。Wiiとの後方互換があり、Wiiリモコン/Wiiリモコンプラスなどの周辺機器にも対応している。
   
「Wii U」の名称は前世代機であるWiiが[[wikt:we|We]](私たち)に由来するのに対し、Wii Uでは[[wikt:you|You]](あなた)のゲーム機となる想いで名付けられた<ref>{{cite web|author=菊池 隆裕|title=任天堂が「Wii U」を発表、テレビや従来機、リモコンの連動サービスを開拓へ|url=http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110608/361156/|publisher=日経BP社|date=2011-06-18|accessdate=2012-12-08}}</ref>
+
「Wii U」の名称は前世代機であるWiiがWe(私たち)に由来するのに対し、Wii UではYou(あなた)のゲーム機となる想いで名付けられた。
   
  +
「Wii U」はテレビを使わない遊びも可能であるので、従来の据置型のゲーム機と位置づけが変り、区別するためにリリースでは「新しい据置型ゲーム機」ではなく「新しいゲーム機」と表記しており、それに伴い「据置」という言葉を使わずに「'''ホームコンソール型ハード'''」という表現を使用している。
コントローラの画面のみを使い、[[テレビ]]を使わない遊びも可能であるなど、従来の据置型ゲーム機と少し位置づけが変わるためとして、任天堂側は「据置」という言葉を意図的に使わず、「ホームコンソール型ハード」といった表現を使用している<ref>{{Cite web|date=2011-07-31|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/110729qa/04.html|title=2011年7月29日(金)第1四半期決算説明会 質疑応答|publisher=任天堂|page=4|language=日本語|accessdate=2011-09-29|quote=Wii Uというのは……いわゆる単純な据置型、すなわち「テレビの前にいる時だけ遊べます」というものではないわけです。……ですから、リリースの中に「新しいゲーム機」と書いてあるのですが、「新しい据置型ゲーム機」と書いていないのです。……日本語のリリースでは「据置」という言葉を今後使わないでWii Uを提案していこうと思っています。}}</ref><ref>{{Cite web|date=2013-02-02|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/130131/index.html|title=2013年1月31日(木)経営方針説明会 - 第3四半期決算説明会 任天堂株式会社 社長 岩田聡|publisher=任天堂|language=日本語|accessdate=2013-02-03|quote:日本のホームコンソール型ハードの販売推移です。(Wii Uは、リビングルーム内の自由な場所で、テレビに縛られずに楽しんでいただけますので、従来の据置型という呼び名を今回から改めております。)}} </ref>。
 
   
発売当初のバリエーションは2種類が存在し、プレミアムセット(内蔵フラッシュメモリー32 GB<ref group="注" name="memory">[[SI接頭辞|10進法]]による表記。[[2進接頭辞]]による表記では、それぞれ29.8 GiB、7.45 GiBとなり、さらに管理領域や内蔵ソフトで実数は減らされる。という「コンピュータ業界での常識」を、[[Nintendo Direct|Wii U本体機能 ちょっと補足 Direct 2012.11.14]]で説明した。</ref>、スタンド類が付属)は31,500円、ベーシックセット(内蔵フラッシュメモリー8GB<ref group="注" name="memory" />)は26,250円となっている(いずれも税込)<ref>{{Cite web|date=2012-09-13|url=http://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2012/120913.html|title=ニュースリリース : 2012年9月13日 「Wii U」発売日と価格のお知らせ|publisher=任天堂|language=日本語|accessdate=2012-09-13}}</ref>
+
発売当初のバリエーションは2種類が存在し、プレミアムセット(内蔵フラッシュメモリー32 GB、スタンド類が付属)、ベーシックセット(内蔵フラッシュメモリー8GB)となっている。
   
 
== ハードウェア ==
 
== ハードウェア ==
  +
{{節stub}}
 
 
=== 本体 ===
 
=== 本体 ===
[[ニンテンドーゲームキューブ]][[Wii]]に引き続き、[[IBM]]製の[[CPU]][[アドバンスト・マイクロ・デバイセズ|AMD]]製の[[Graphics Processing Unit|GPU]]を搭載<ref group="注">ゲームキューブのGPUを製造したArtXは[[ATI Technologies]]に買収され、WiiのGPUを開発したATI TechnologiesはWiiの発売前にAMDに買収された。</ref>。AMDのチャネルマーケティングマネージャーであるマーク・ディアナ(Marc Diana)は「Wii Uの[[GPU]]はAMD Radeon HD GPU(RV770系)であり、詳細スペックは明かせないが、確実にいえるのは[[PlayStation 3]][[Xbox 360]]のどちらのGPUよりもパフォーマンスが高いということだ」と述べている<ref>{{Cite web|author=西川善司|date=2011-06-25|url=http://www.4gamer.net/games/095/G009575/20110624034/|title=【西川善司】Wii UのGPU性能と新型コントローラに秘められた「コアゲーマー求心」の裏戦略|publisher=4Gamer.net|language=日本語|accessdate=2011-06-25}}</ref>。コントローラに出力するサブ画面を含めたデュアルディスプレイの処理能力を有する。
+
[[ニンテンドーゲームキューブ]][[Wii]]に引き続き、IBM製のCPUとAMD製のGPUを搭載。AMDのチャネルマーケティングマネージャーであるマーク・ディアナ(Marc Diana)は「Wii UのGPUはAMD Radeon HD GPU(RV770系)であり、詳細スペックは明かせないが、確実にいえるのはPlayStation 3やXbox 360のどちらのGPUよりもパフォーマンスが高いということだ」と述べている。コントローラ(Wii U GamePad)に出力するサブ画面を含めたデュアルディスプレイの処理能力を有する。
   
  +
任天堂はWii Uの性能面の質問に「背景事情が存在するが、他社さんのプラットフォームに対しては発売後6〜7年間、オプティマイズ(最適化)をして性能をチューニングし続けたエンジンが作られている一方で、Wii Uは、それらとは多少異なるアーキテクチャーで、今年ソフトを作りはじめたばかりのプラットフォームなので、まだ性能のポテンシャルを使いこなす途中段階である」と、性能を引き出すには数年はかかる旨を発言している。
[[ユービーアイソフト]]のマネージャーによると、テレビに出力する映像、Wii U GamePad共に[[3次元映像|3D立体視]]表示に対応している。ただし、3DSのような裸眼立体視ではなく3Dメガネを必要とする<ref>{{Cite web|date=2012-11-24|url=http://www.inside-games.jp/article/2012/11/24/61667.html|title=Wii U GamePadは3D立体視をサポート ― 『アサシン クリード III』で導入|publisher=インサイド|accessdate=2012-12-14}}</ref>、しかし2013年6月1日現在、立体表示に対応したソフトは発売されておらず、任天堂からも3Dへの対応に関して発売前・発売後も公式なアナウンスは一度もされていない。
 
 
任天堂はWii Uの性能面の質問に「背景事情が存在するが、他社さんのプラットフォームに対しては発売後6〜7年間、オプティマイズ(最適化)をして性能をチューニングし続けたエンジンが作られている一方で、Wii Uは、それらとは多少異なるアーキテクチャーで、今年ソフトを作りはじめたばかりのプラットフォームなので、まだ性能のポテンシャルを使いこなす途中段階である」と、性能を引き出すには数年はかかる旨を発言している<ref>{{Cite web|date=2012-06-13|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/120606qa/05.html |title=2012 E3 Expo アナリスト Q&A セッション - 質疑応答|publisher=任天堂|page=5|accessdate=2012-06-13}}</ref>。
 
   
 
;後方互換
 
;後方互換
:[[Wii]]のソフトウェアを実行する[[後方互換]]性を持つ。ただし、Wiiのソフトを[[映像のコンバート|高解像度化]]することはできない<ref>{{Cite web|author=David Scammell|date=2011-06-07|url=http://www.gamerzines.com/wii/news/wii-u-hd-will-not-upscale-wii.html|title=Wii U will not upscale Wii games to HD|publisher=GamerZines|language=英語|accessdate=2011-11-12}}</ref>。Wiiのソフトを遊ぶ際は、別売のWiiリモコンやセンサーバーなどを用意しなければならず、Wii U GamePad・Wii U PRO コントローラーなどのWii U専用コントローラは使用できない(本体更新Ver.4.0.0からWii U GamePadの画面に表示できるようになったが単体では操作できずWiiリモコンが必要)。WiiにダウンロードされているWiiのソフトはWii Uに引っ越しをすることができるようになっている。[[ニンテンドーゲームキューブ]]の互換機能は廃され、ゲームキューブ用8cm光ディスクは読み込めない。Wiiで搭載されたゲームキューブ関連の端子(計6つ)はなくなっている。
+
:[[Wii]]のソフトウェアを実行する後方互換性を持つ。ただし、Wiiのソフトを高解像度化することはできない。Wiiのソフトを遊ぶ際は、別売のWiiリモコンやセンサーバーなどを用意しなければならず、Wii U GamePad/Wii U PRO コントローラーなどのWii U専用コントローラは使用できない(本体更新Ver.4.0.0からWii U GamePadの画面に表示できるようになったが単体では操作できずWiiリモコンが必要。Ver.5.2.0からテレビの出力無しで起動できるようになったため、Wii U GamePadのみで遊ぶ場合はセンサーバーは不要となった)。WiiにダウンロードされているWiiのソフトはWii Uに引っ越しをすることができるようになっている。ニンテンドーゲームキューブの互換機能は廃され、ゲームキューブ用8cm光ディスクは読み込めない。Wiiで搭載されたゲームキューブ関連の端子(計6つ)はなくなっているが、『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U|大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U]]』の発売と同時にゲームキューブコントローラーを使用できる接続タップが発売された
  +
 
;デザイン
 
;デザイン
:ハード本体は前世代のWiiよりも柔らかみのある丸味を帯びた形となっている。縦置き前提のデザインであったWiiとは違い横置きが標準となっており、印字も横置きにしたときに自然に読めるようになっている。縦置きには別売り(プレミアムセットは本体同梱)のスタンドが必要になる。サイズはWiiよりひと回り大きく、厚みはほとんど変わっていないものの、奥行きの長さが増している。
+
:ハード本体は前世代のWiiよりも柔らかみのある丸味を帯びた形となっている。縦置き前提のデザインであったWiiとは違い横置きが標準となっており、印字も横置きにしたときに自然に読めるようになっている。縦置きには別売り(プレミアムセットは本体同梱)のスタンドが必要になる。サイズはWiiよりひと回り大きく、厚みはほとんど変わっていないものの、奥行きが増している。
:前面はWiiと同じようなデザインで、周辺機器を接続するためのSYNCボタンがカバーの外に配置され、カバーの中にはSDメモリーカードのスロットと[[USB]]2.0端子が2基配置されている。また、背面にはWiiと同規格のAVマルチ出力端子、センサーバー接続端子、USB2.0端子2基と[[HDMI]]端子が配置されている。本体カラーはベーシックセットが[[白|シロ]](shiro)、プレミアムセットが[[黒|クロ]](kuro)で固定となっていが、2013年7月13日からはプレミアムセットにシロ(shiro)が追加された。
+
:前面はWiiと同じようなデザインで、周辺機器を接続するためのSYNCボタンがカバーの外に配置され、カバーの中にはSDメモリーカードのスロットとUSB2.0端子が2基配置されている。また、背面にはWiiと同規格のAVマルチ出力端子、センサーバー接続端子、USB2.0端子2基とHDMI端子が配置されている。本体カラーはベーシックセットがシロ(shiro)、プレミアムセットがクロ(kuro)(生産終了)で固定となっていが、2013年7月13日からはプレミアムセットにシロ(shiro)が追加された。
  +
;[[ペアレンタルコントロール]]
 
  +
;保護者による使用制限
:Wiiより導入されている、子どもの使用制限を設定するための機能。Wii Uではユーザーアカウントごとに設定をできるようになっている。[[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|CERO]]のレーティングに基づく起動の制限、ソフトの通信機能制限、インターネットの機能制限などさまざま項目があり使用を制限できる。
 
  +
:Wiiより導入されている、子どもの使用制限を設定するための機能。Wii Uではユーザーアカウントごとに設定をできるようになっている。CEROのレーティングに基づく起動の制限、ソフトの通信機能制限、インターネットの機能制限などさまざま項目があり使用を制限できる。
;[[ニンテンドー3DS]]との通信・連動
 
  +
:同社の携帯型ゲーム機である[[ニンテンドー3DS]]との通信機能・連動機能を持つことと、それを活かしたゲームの開発もできる<ref group="注">E3のプレゼンテーションにおいて『[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]』の新作をWii Uとニンテンドー3DSの両方で開発し、両方の作品を通信・連動させるという構想が発表されている。</ref>。
 
  +
;[[ニンテンドー3DS]]との通信/連動
;[[Blu-ray Disc]]・[[DVD]]
 
  +
:同社の携帯型ゲーム機であるニンテンドー3DSとの通信機能/連動機能を持つことと、それを活かしたゲームの開発もできる。Miiスタジオでは3DSとWii U間でMiiの交換が可能。
:[[Blu-ray Disc]]・[[DVD]]の再生機能は「対応させる場合、特許料などのためにコストが上昇し、本体価格に転嫁される」ことと「Blu-ray・DVDプレーヤーがほしい人には十分行き渡っている」などの理由から、搭載されていない<ref>{{Cite web|date=2011-06-15|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/110608qa/03.html|title=2011 E3 Expo アナリスト Q&A セッション - 質疑応答|publisher=任天堂|page=3|accessdate=2011-11-12}}</ref>。
 
  +
  +
;Blu-ray Disc/DVD非対応
  +
:Blu-ray Disc/DVDの再生機能は「対応させる場合、特許料などのためにコストが上昇し、本体価格に転嫁される」ことと「Blu-ray・DVDプレーヤーがほしい人には十分行き渡っている」などの理由から、搭載されていない。
   
 
=== Wii U GamePad ===
 
=== Wii U GamePad ===
  +
専用コントローラ「Wii U GamePad」は6.2インチ/16:9/FWVGA (854×480) の液晶ディスプレイを搭載。標準的なボタン類に加え、タッチパネル、カメラ、NFCや各種モーションセンサーを搭載する。
[[ファイル:Wii U GamePad E3 2012-1.jpg|thumb|250px|E3 2012で「[[New スーパーマリオブラザーズ U|New SUPER MARIO BROS. U]]」のプレーに使われるWii U GamePad]]
 
専用コントローラ「Wii U GamePad」は6.2インチ・16:9・ FWVGA (854×480)の[[液晶ディスプレイ]]を搭載。標準的なボタン類に加え、[[タッチパネル]]、カメラ、[[近距離無線通信|NFC]]や各種モーションセンサーを搭載する。<!--[[iPad]]などの[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]と携帯ゲーム機の間を取ったような特徴を持つ。-->
 
   
 
映像出力や入力信号はWii U本体とのやり取りで行われるため、単独で動作することはできず、タブレットのように外出先でゲームやアプリなどを動作させる使い方は不可能である。TVコントロールボタンがありコントローラからTVの電源を入れるなどの操作もできる。TVをつけなくても「Wii U GamePad」の画面のみで遊ぶこと(任天堂では「Off-TV Play」と呼んでいる)が、対応ソフトでできるようになっている。
 
映像出力や入力信号はWii U本体とのやり取りで行われるため、単独で動作することはできず、タブレットのように外出先でゲームやアプリなどを動作させる使い方は不可能である。TVコントロールボタンがありコントローラからTVの電源を入れるなどの操作もできる。TVをつけなくても「Wii U GamePad」の画面のみで遊ぶこと(任天堂では「Off-TV Play」と呼んでいる)が、対応ソフトでできるようになっている。
   
「Wii U GamePad」は遊びながら充電できる。[[質量]]は約500グラム。Wii U GamePadは複数台の接続にも対応するが、本体発売時は1台のみ接続で遊ぶソフトのみ発売され2以上活用するゲームの発売やWii U GamePadの単体売は2013年以降を予している
+
「Wii U GamePad」は遊びながら充電できる。質量は約500グラム。Wii U本体1台のみ接続で複数同時に接続することはできない。Wii U GamePadの単体売は任天堂オンライン限で2015年11月24日より開始された
   
  +
改良・改善のため、発売に至るまでには何度かデザインが変更されており、2012年6月4日のニンテンドーダイレクトで発表された最新のものは、E3 2011で発表されたものよりやや大型化され、ボタンの配置も変更された。
[[ファイル:Wii U controller photo.jpg|thumb|200px|E3 2011で公開された当時のコントローラ]]
 
改良・改善のため、発売に至るまでには何度かデザインが変更されており、[[2012年]][[6月4日]]の[[Nintendo Direct|ニンテンドーダイレクト]]で発表された最新のものは、E3 2011で発表されたものよりやや大型化され、ボタンの配置も変更された<ref name="direct_pre_e3_2012" />。
 
   
 
;カメラ
 
;カメラ
:前面カメラを搭載しており、[[インターネット電話#ビデオチャット|ビデオチャット]]などの用途に対応する。なお、背面にカメラはなく、3DSのようなARゲーム([[拡張現実]])を行うのは構造上難しくなっている。
+
:前面カメラを搭載しており、ビデオチャットなどの用途に対応する。なお、背面にカメラはなく、3DSのようなARゲーム(拡張現実)を行うのは構造上難しくなっている。
  +
 
;NFC
 
;NFC
:[[近距離無線通信|NFC]]の機能は少額課金の決済手段、カードやフィギュアを用いた新しい遊びに利用できる。NFCを活用したゲームはポケモンスクランブル Uが第であ、フィギュア利用して遊べるゲームになっている。少額課金の決済手段ではJR東日本のSuicaで決済できるように検討を進めている。<ref>{{Cite web|date=2013-04-25|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/130425/03.html|title=2013年4月25日(木)決算説明会|publisher=任天堂|page=3|accessdate=2013-04-25}}</ref>
+
:NFCの機能は少額課金の決済手段、カードやフィギュアを用いた遊びに利用できる。NFCを活用したゲームとしてポケモンスクランブル Uが第1。また、2014年7月22日より少額課金の決済手段として交通系電子マネーが利用できるようになった
  +
 
;センサーバー(本体更新Ver.4.0.0Jから対応)
 
;センサーバー(本体更新Ver.4.0.0Jから対応)
:前面カメラの両脇の黒い部分はセンサーバーが内蔵しており、Wii専用ソフトをWii U GamePadの画面で遊ぶ時にWiiリモコンで操作できる(Wii U GamePad単体でWiiソフトは操作できない)。
+
:前面カメラの両脇の黒い部分はセンサーバーが内蔵しており、Wii専用ソフトをWii U GamePadの画面で遊ぶ時にWiiリモコンで操作できる(Wii U GamePad単体でWiiソフトは操作できない)。
  +
  +
;赤外線センサー
  +
:ヘッドホン接続端子の横の黒い部分は赤外線センサーが内蔵されており、センサーバーとは別にテレビのリモコン機能、フィットメーターなどの周辺機器との通信ができる。
  +
  +
;映像伝送技術
  +
:Wii U用にカスタマイズされたMiracastが使われている。
   
==== 映像伝送技術 ====
 
Wii U用にカスタマイズされた[[Miracast]]が使われている<ref>{{Cite web|url= http://www.polygon.com/2012/11/16/3653294/wii-u-range-test-gamepad|title=The surprising (mundane) tech behind the Wii U's magical GamePad|accessdate=2013-10-13|author=Brian Crecente|date=2012-11-16|publisher=Polygon|language=英語}}</ref>。
 
 
;レイテンシー
 
;レイテンシー
:ワイヤレスで映像を伝送する機器は現在のところゲーム用途を想定したものがあまりないため[[レイテンシー]]が発生するものが多い。一方、Wii Uではレイテンシーを最小に抑えるための工夫を最初から盛り込んで専用に開発されたシステムになっているため、Wii U GamePadの画面ではレイテンシーを感じることなくゲームを楽しむことができる<ref name="launch presentation" />。任天堂は、テレビに画像補正機能がある場合、その処理によりテレビよりWii U GamePadの表示の方が早いケースもあるとしている<ref>{{Cite web|date=2012-10-17|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol2/index5.html|title=社長が訊く『Wii U』 Wii U GamePad 篇|publisher=任天堂|page=5|accessdate=2012-10-19}}</ref>
+
:ワイヤレスで映像を伝送する機器は現在のところゲーム用途を想定したものがあまりないためレイテンシーが発生するものが多い。一方、Wii Uではレイテンシーを最小に抑えるための工夫を最初から盛り込んで専用に開発されたシステムになっているため、Wii U GamePadの画面ではレイテンシーを感じることなくゲームを楽しむことができる。任天堂は、テレビに画像補正機能がある場合、その処理によりテレビよりWii U GamePadの表示の方が早いケースもあるとしている。
  +
 
;動作範囲
 
;動作範囲
:Wii U GamePadの本体との通信が可能な距離について任天堂は「同一の室内であれば保証できる」としているが、これは家の構造が各家庭でそれぞれ違うため、最低限保障できるように答えるとこのような回答になるとしている。Wii U GamePadに関するソフトウェア開発を担当した任天堂の山下は、自宅で実験したところリビングルームと壁1枚の構造だったトイレでも使えたとのこと<ref>{{Cite web |date=2012-10-17|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol2/index2.html|title=社長が訊く『Wii U』 Wii U GamePad 篇|publisher=任天堂|page=2|accessdate=2013-02-03}}</ref>。またアメリカで先行発売されたWii Uを入手したインサイドの実験によると1LDKの家庭において隣の部屋のベットやトイレでも問題がなく通信が行え、その結果から壁の一枚二枚程度は超えることができるようだとしている<ref>{{Cite web|date=2012-12-04|url=http://www.inside-games.jp/article/2012/12/04/61930.html|title=トイレもベッドも問題なし、Wii Uの無線通信をテスト・・・自宅編|publisher=インサイド|accessdate=2012-12-05}}</ref>
+
:Wii U GamePadの本体との通信が可能な距離について任天堂は「同一の室内であれば保証できる」としているが、これは家の構造が各家庭でそれぞれ違うため、最低限保障できるように答えるとこのような回答になるとしている。Wii U GamePadに関するソフトウェア開発を担当した任天堂の山下は、自宅で実験したところリビングルームと壁1枚の構造だったトイレでも使えたとのこと。
   
 
=== その他のコントローラ ===
 
=== その他のコントローラ ===
ゲームキューブ用端子に接続するものを除くWiiのコントローラと互換性があり、マルチプレイ用には[[Wiiリモコン]]などを追加する。
+
Wiiのコントローラと互換性があり、マルチプレイ用にはWiiリモコンなどを追加する。ゲームキューブ用端子に接続するコントローラは本体に端子がなくなっているが、2014年12月発売のゲームキューブコントローラ接続タップを介して対応のWii U用ソフトのみで使用できる(Wii用ソフトには使用不可)
   
技術的には3DSとWii Uを通信して、3DSを2台目以上のWii Uのコントローラとして代用することも可能であるが、3DSとの通信中はWii Uのインターネット接続が不能となる<ref>{{Cite web|date=2011-06-29|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/110629qa/03.html|title=2011年6月29日(水)第71期 定時株主総会 質疑応答|publisher=任天堂|page=3|accessdate=2011-07-22}}</ref><ref group="注">これはWiiと[[ニンテンドーDS]]シリーズとの通信においても同様のことである。例えば、[[Wiiチャンネル]]『[[みんなのニンテンドーチャンネル]]』で「[[みんなのニンテンドーチャンネル#DSダウンロードサービス|DSダウンロードサービス]]」を利用する場合、ダウンロードする情報をインターネットを通じてWiiが受信した後、Wiiがネット接続を一旦切ってDSとの通信状態に入り、DSとの通信を終了するとWiiのネットへの再接続を行うという手順を踏む。</ref>
+
技術的には3DSとWii Uを通信して、3DSを2台目以上のWii Uのコントローラとして代用することも可能であるが、3DSとの通信中はWii Uのインターネット接続が不能となる。
   
 
=== USB記録メディア ===
 
=== USB記録メディア ===
Wii Uは本体に[[ハードディスクドライブ]](HDD)を内蔵しない代わりに、USB端子を介して接続する[[外部記憶装置]]「USB記録メディア」(外付けHDD)でデータ容量を拡張できる。認識できる容量は2TBまでで、それ以上の容量のものを接続しても2TBまでしか認識しない。接続できる機器はWii U専用ではなく一般に市販されているUSB機器が使用できるが、利用する際にはWii U専用フォーマットで初期化されるため、パソコンなどの他の機器と共用で使うことはできない<ref group="注">他の機器で再び使用するためには、再フォーマットをしてWii Uのデータを全消去する必要がある。</ref>。HDD以外にも[[USBメモリ]]も使用できるが、耐久性の面から推奨はされていない。
+
Wii Uは本体にハードディスクドライブ(HDD)を内蔵しない代わりに、USB端子を介して接続する外部記憶装置「USB記録メディア」(外付けHDD)でデータ容量を拡張できる。認識できる容量は2TBまでで、それ以上の容量のものを接続しても2TBまでしか認識しない。接続できる機器はWii U専用ではなく一般に市販されているUSB機器が使用できるが、利用する際にはWii U専用フォーマットで初期化されるため、パソコンなどの他の機器と共用で使うことはできない。HDD以外にもUSBメモリも使用できるが、耐久性の面から推奨はされていない。
 
USB端子から電源を供給するバスパワータイプ外付けHDDは、USB2.0の電源供給能力限界に近いため、動作安定のためにもう一つのUSB端子を補助電源端子として使用する「Yケーブル」での接続が推奨されている。
 
   
 
本体メモリーとUSB記録メディアは相互に保存データの移動が可能である。Wii U発売時はUSB記録メディアは1台のみ接続可能だったが、アップデートで2台までのUSB記録メディアの接続に対応してデータの移動やコピーを行えるようになった。
 
本体メモリーとUSB記録メディアは相互に保存データの移動が可能である。Wii U発売時はUSB記録メディアは1台のみ接続可能だったが、アップデートで2台までのUSB記録メディアの接続に対応してデータの移動やコピーを行えるようになった。
   
なお、SDカードスロットは専用フォーマットを用いないため他の機器と共用やデータのやり取りができる。また、SDカードをUSB記録メディアのように使用することはできない。
+
SDカードスロットは専用フォーマットを用いないため他の機器と共用やデータのやり取りができる。また、SDカードをUSB記録メディアのように使用することはできない。
  +
  +
=== 交通系電子マネーによる電子決済 ===
  +
2014年7月22日からWii Uの支払い決済に、交通系電子マネー(Suica/PASMO/kitaca/TOICA/manaca/ICOCA/SUGOCA/nimoca/はやかけん)を利用できるようになった。ただし、PiTaPaは使えない。支払い方法は、Wii U GamePadの通信機能(NFC機能)を利用して、Wii U GamePadに直接タッチすることで支払いができる。
   
 
== 内蔵ソフトウェア・サービス ==
 
== 内蔵ソフトウェア・サービス ==
 
=== ニンテンドーネットワーク ===
 
=== ニンテンドーネットワーク ===
  +
{{Main|ニンテンドーネットワーク}}
[[ニンテンドーネットワーク]]はインターネットに接続することで世界中の人とインターネットを通じて対戦などのコミュニケーション、ソフト、[[ダウンロードコンテンツ|追加コンテンツ]]の購入などができる、任天堂のネットワークサービスの総称である。
 
  +
インターネットに接続することで世界中の人とインターネットを通じて対戦などのコミュニケーション、ソフト、追加コンテンツの購入などができる、任天堂のネットワークサービスの総称である。
   
 
;ニンテンドーネットワークID
 
;ニンテンドーネットワークID
:[[ニンテンドーeショップ]][[#Miiverse|Miiverse]][[インターネット電話#ビデオチャット|ビデオチャット]]機能を利用するはニンテンドーネットワークIDが必要となる。各ソフトメーカーのネットサービスと連携させることもできる。また、今までで言う、フレンドコードとしても使うことができる。
+
:ニンテンドーeショップ、Miiverse、ビデオチャット機能を利用するはニンテンドーネットワークIDが必要となる。各ソフトメーカーのネットサービスと連携させることもできる。また、今までで言う、フレンドコードとしても使うことができる。2013年12月には、ニンテンドー3DSにも対応を開始した。PC/スマートデバイスからもニンテンドーネットワークIDを利用してMiiverseを利用できる。
  +
<!--:将来的にはPC、スマートフォンからもニンテンドーネットワークIDを利用してニンテンドーeショップ、Miiverseなどをサービスを利用することができるようになる予定。-->
 
 
;ユーザーアカウント
 
;ユーザーアカウント
  +
:Wii Uでは「ユーザー」と呼ばれているユーザーアカウントは、Wiiに比べ進化しており、1ハードにつき12人までの「ユーザー」をサポートしている。「ユーザー」ごとに各ゲームソフトの設定、セーブデータなどを管理できる他、ネットワークサービスを利用するのはニンテンドーネットワークIDを登録する必要がある。一度設定をしたら、Wii Uを起動して自分のMiiを選ぶだけで良い。
:Wii Uのネットワークサービスは[[Wii]]に比べ進化しており、個人アカウントを導入している。1ハードにつき、12個までのアカウントをサポート。
 
:ユーザーごとに各ゲームソフトの設定、セーブデータなどを管理できるようになっている。一度設定をしたら、Wii Uを起動して自分のMiiを選ぶだけで良い。
 
   
 
=== Miiverse ===
 
=== Miiverse ===
  +
{{Main|Miiverse}}
「Miiverse」(ミーバース)とはゲームプレイヤー同士のソーシャルネットワーク展開であり、[[Twitter]]に似たコミュニケーションサービスである。2012年6月4日に「Nintendo Direct Pre E3」で発表された。
 
  +
「[[Miiverse]]」(ミーバース)とはゲームプレイヤー同士のソーシャルネットワーク展開であり、Twitterに似たコミュニケーションサービスである。2012年6月4日に「Nintendo Direct Pre E3」で発表された。はてなと共同開発をしている。「Miiverse」はウェブサービスであり、ユーザーの反応を見て仕様変更などもできるようになっている。
   
  +
それぞれのコミュニティでゲームの情報や攻略情報などを交換したりできタッチ画面を利用したテキスト入力だけでなく手書き文字や表情ボタン、ゲーム中断時のスクリーンショットも投稿できるようになっている(ゲームによっては、スクリーンショットが投稿できないか、制限されている場合もある)。ビデオチャットもできる。ゲームの発売後には攻略情報などの投稿によるネタバレが懸念されるが、ネタバレ対策も準備している。投稿フィルタリングは3段階になっており、「事前に禁止用語(NGワード)を決めてシステムではじく方法」「人間の目による確認する方法」「ユーザーによる報告」の方法がある。さらに小さな子供も安心して利用できるようにモラルのない発言、ネガティブな意見などから守る仕組みを作っている。
「Miiverse」は、[[はてな (企業)|はてな]]と共同開発をしている<ref>{{Cite web|date=2012-11-08|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol4/index.html|title=社長が訊く『Wii U』 Miiverse 開発スタッフ 篇|publisher=任天堂|accessdate=2013-01-19}}</ref>。「Miiverse」はウェブサービスであり、ユーザーの反応を見て仕様変更などもできるようになっている。
 
   
  +
また、ゲームごとに専用のプログラムを用意すれば、ゲームの中でも「Miiverse」機能を活用することができるようになっている。さらに、ゲームを中断して「Miiverse」を開き投稿することもできる。ゲームによっては「Miiverse」のメッセージ(ゲーム内からの投稿)にキャラクターの絵柄の入ったハンコを押すことができる。2013年6月12日よりMiiverseの投稿を外部サービス(FacebookやTwitterなど)に共有する機能が追加された。
ゲームの情報や攻略情報などを交換したりできタッチ画面を利用したテキスト入力だけでなく手書き文字や表情ボタン、ゲーム中断時のスクリーンショットも投稿できるようになっている(スクリーンショットは制限されている場合もある)。[[インターネット電話#ビデオチャット|ビデオチャット]]もできる。ゲームの発売後には攻略情報などの投稿による[[ネタバレ]]が懸念されるが、ネタバレ対策も準備している。投稿フィルタリングは3段階になっており、事前に[[放送禁止用語|禁止用語]](NGワード)を決めてシステムではじく方法、人間の目による確認する方法、ユーザーによる報告の方法がある。さらに小さな子供も安心して利用できるようにモラルのない発言、ネガティブな意見などから何らかの守る仕組みを作ったりしている。ただしこれは一部に過ぎず安全にするために詳細は秘密としている。
 
 
Wii U用のゲームはすべて「Miiverse」に対応している。また、ゲームごとに専用のプログラムを用意すれば、ゲームの中でも「Miiverse」機能を活用することができるようになっている。さらに、ゲームを中断して「Miiverse」を開き投稿することもできる。
 
 
今後も機能は追加される予定で、ユーザーコミュニティが作れる、1つのソフトに複数の公式コミュニティが作れる、使い勝手を向上させる仕組み、フィルタリング機能を追加、などがある。
 
 
PC、スマートフォン、タブレットでも「Miiverse」を閲覧できるようにβ版が公開されているが、β版なのでまだ一部の機能しか使えない。基本的にはニンテンドーネットワークIDでのログインを必要としており、ログインしていない場合は一部のコミュニティや限られた人気投稿のみを閲覧できるよう制限されている。2013年6月12日よりMiiverseの投稿を外部サービス(FacebookやTwitterなど)に共有する機能が追加された。
 
 
ゲームによっては「Miiverse」のメッセージ(ゲーム内からの投稿)にキャラクターの絵柄の入ったハンコを押すことが出来る。
 
   
 
=== わらわら広場(Wii Uメニュー) ===
 
=== わらわら広場(Wii Uメニュー) ===
Wii Uのメニュー画面起動時の画面では世界中のユーザーのMiiが登場し自身が遊んでいるゲームや人気ゲームのアイコンが表示され、表示されているゲームについてのコメントを表示する。この仕組みを「わらわら広場」と呼び、「Wii Uメニュー」の別名にもなっている。TVにわらわら広場が表示されているとき、Wii U GamePadにはWii Uのメニューが表示されているが、ボタン一つでWii U GamePadにわらわら広場を表示することができ、気になったコメントやゲームアイコンを押せば情報が確認できる。また、将来的には「Miiverse」で見つけたゲームをスマートフォンやタブレットの上で買うことができ、買ったソフトは(いつの間に通信の機能を活用して)ダウンロードされているようにする仕組みも考えている<ref name="nintendo e3 2012 qa p2">{{Cite web|date=2012-06-13|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/120606qa/02.html |title=2012 E3 Expo アナリスト Q&A セッション - 質疑応答|publisher=任天堂|page=2|accessdate=2012-06-13}}</ref>
+
Wii Uのメニュー画面起動時の画面では世界中のユーザーのMiiが登場し自身が遊んでいるゲームや人気ゲームのアイコンが表示され、表示されているゲームについてのコメントを表示する(ニンテンドーネットワークIDを登録していなかったり、Miiverseが使用制限されていると内蔵ソフトのアイコンが出てくる)。この仕組みを「わらわら広場」と呼び、「Wii Uメニュー」の別名にもなっている。TVにわらわら広場が表示されているとき、Wii U GamePadにはWii Uのメニューが表示されているが、ボタン一つでWii U GamePadにわらわら広場を表示することができ、気になったコメントやゲームアイコンを押せば情報が確認できる。また、将来的には「Miiverse」で見つけたゲームをスマートデバイスの上で買うことができ、買ったソフトは(いつの間に通信の機能を活用して)ダウンロードされているようにする仕組みも想定している。
   
 
=== インターネットブラウザー ===
 
=== インターネットブラウザー ===
任天堂より提供される無料の[[ウェブブラウザ]][[WebKit]]エンジンの[[NetFront Browser|NetFront NX 2.1]]をベースとしている<ref>{{cite web|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/hardware/features/internetbrowser/browser/|title=Wii U <nowiki>|</nowiki> インターネットブラウザーの主な仕様|publisher=任天堂|accessdate=2013-03-01}}</ref>[[HTML5]][[H.264]]形式の動画再生、[[タブブラウザ|タブブラウズ機能]](6枚まで)など現在のインターネットブラウザーに必要な機能は備えている一方で、[[Adobe Flash]]には対応しておらず、画像や動画の保存・[[アップロード]]も不可能。(ゲーム中に中断することでゲーム画面のアップロードができる。)ゲームを中断したままインターネットブラウザで検索することも可能である。[[ソフトウェアキーボード]]では文字入力が快適にできるように[[トグル打ち|携帯入力]][[手書き文字認識|手書き入力]]など5種類の入力モードがある。[[ベータ版|β版]]でのHTML5への対応度の評価は[[Internet Explorer 10]]を超える結果となっている<ref>{{Cite web|date=2012-11-03|url=http://www.inside-games.jp/article/2012/11/03/61101.html|title=Wii U標準搭載のブラウザ、HTML5への対応度はIE10を超えていることが明らかに|publisher=インサイド|accessdate=2012-11-04}}</ref>
+
任天堂より提供される無料のウェブブラウザ。WebKitエンジンのNetFront NX 2.1をベースとしている。HTML5、H.264形式の動画再生、タブブラウズ機能(6枚まで)など現在のインターネットブラウザーに必要な機能は備えている一方で、Adobe Flashには対応しておらず、画像や動画の保存・アップロードも不可能ゲーム中に中断することでゲーム画面のアップロードができる。ゲームを中断したままインターネットブラウザで検索することも可能である。ソフトウェアキーボードでは文字入力が快適にできるように携帯入力、手書き入力など5種類の入力モードがある。β版でのHTML5への対応度の評価はInternet Explorer 10を超える結果となっている。
   
 
=== ニンテンドーeショップ ===
 
=== ニンテンドーeショップ ===
  +
{{Main|ニンテンドーeショップ}}
[[ニンテンドーeショップ]]は[[ダウンロードコンテンツ|追加コンテンツ]]販売、ソフトウェアのダウンロード販売や評価、ゲームの動画を見ることなどができる。ゲームの購入には[[Wii]]や[[ニンテンドー3DS]]同様にニンテンドープリペイドを登録し、残高の追加・消費する。注意点として、同本体のWiiショッピングチャンネルや別のニンテンドーネットワークIDとは残高の共有ができず、別個に登録する必要がある。
 
  +
追加コンテンツやソフトウェアのダウンロード販売や評価、ゲームの動画を見ることなどができる。ゲームの購入にはWiiやニンテンドー3DS同様にニンテンドープリペイドを登録し、残高の追加・消費する。
   
2013年4月27日よりWii U用の[[バーチャルコンソール]]も正式に利用可能になった。Wii U GamePad側の画面のみで遊ぶことも可能、まるごとバックアップ機能追加、「Miiverse」対応の特徴がある。新規に作り直しているためそのままとは行かず、まずはファミコン、スーパーファミコンから開始予定であり、ゲームボーイアドバンス新たに対応をする。Wiiで購入した[[バーチャルコンソール]][[Wiiウェア]]は、Wii Uに引っ越しできるようになっている。ただし、Wiiのソフトであるため、Wii U GamePadの画面のみで遊ぶことはでき。Wii版を購入済み場合はWii U版の同一タイトルを優待価格(ファミコンは100円、スーパーファミコンは150円)で販売している。
+
2013年4月27日よりWii U用のバーチャルコンソールも正式に利用可能になった。Wii U GamePad側の画面のみで遊ぶことも可能、まるごとバックアップ機能追加、「Miiverse」対応の特徴がある。新規に作り直しているためそのままとは行かず、まずはファミコン、スーパーファミコンから開始、ゲームボーイアドバンスが2014年4月3日から、ニンテンドウ64とニンテンドーDSが2015年4月2日から新たに対応した。Wiiで購入したバーチャルコンソールとWiiウェアは、Wii Uに引っ越しできるようになっている。本体更新Ver.4.0.0からWii U GamePadの画面のみで遊ぶことが可能にった。Wii版を購入済み場合はWii U版の同一タイトルを優待価格で販売している。
   
Wii Uは[[デジタル著作権管理|DRM]]システムにより[[アイテム課金|フリー・トゥ・プレイ]]や少額課金を[[サードパーティ]]が自由に行えるように作っており<ref name="nintendo e3 2012 qa p2" />、『[[TANK!TANK!TANK!]]』が対応ソフト第1号となっている<ref group="注">ダウンロード版がパッケージ版に先行して配信開始され、DLCを全て購入するとパッケージ版と同等の内容となる。</ref>。任天堂自身も[[Wii Sports Club]]から導入したが、コンテンツの買い切りおよび一日利用チケットのみである。
+
Wii UはDRMシステムによりフリー・トゥ・プレイや少額課金をサードパーティが自由に行えるように作っており、『TANK!TANK!TANK!』が対応ソフト第1号となっている。任天堂自身も[[Wii Sports Club]]から導入したが、コンテンツの買い切りおよび一日利用チケットのみである。
   
 
=== Wii U Chat ===
 
=== Wii U Chat ===
Wii U Chat(Wii Uチャット)はWii U内蔵ソフトの一つで[[インターネット電話#ビデオチャット|ビデオチャット]]ができる。会話をしながら絵を書くこともでき、色もつけることができる。ゲーム中にビデオチャットを立ち上げてなくてもフレンドからのコールを着信したときにはWii U GamePadのHOMEボタンが青く点滅して教えてくれるようになっている。
+
Wii U Chat(Wii Uチャット)はWii U内蔵ソフトの一つでビデオチャットができる。会話をしながら絵を書くこともでき、色もつけることができる。ゲーム中にビデオチャットを立ち上げてなくてもフレンドからのコールを着信したときにはWii U GamePadのHOMEボタンが青く点滅して知らせる。
   
 
=== Wiiメニュー ===
 
=== Wiiメニュー ===
Wiiメニューを起動し、本体に保存したWiiウェアやWii用ディスク、Wii用バーチャルコンソールをプレイできるようにする。起動するにはWiiリモコンとセンサーバーが必要。メニュー画面はWii本体のものとほぼ同じであるが、オプションがセーブデータに関する項目のみ、[[WiiConnect24]]を使用するチャンネルや機能が全て削除されているなど、仕様変更された部分も多い。初期状態では「ディスクドライブチャンネル」、「Wiiショッピングチャンネル」、「Wiiからの引っ越し」の案内、Wiiメニューの電子説明書が収録されている。本機能を使用している間はWii U GamePadの機能が使用できない。本体更新でVer.4.0.0JからWii U GamePadの画面に表示できるようになったが、Wii U GamePadから直接操作できずWiiリモコンが必要。
+
Wiiメニューを起動し、Wii用ディスクや本体・SDメモリーカードに保存したWiiウェア、Wii用バーチャルコンソールをプレイできるようにする。起動するにはWiiリモコンとセンサーバーが必要。メニュー画面はWii本体のものとほぼ同じであるが、オプションがセーブデータに関する項目のみ、WiiConnect24を使用するチャンネルや機能が全て削除されているなど、仕様変更された部分も多い。初期状態では「ディスクドライブチャンネル」、「Wiiショッピングチャンネル」、「Wiiからの引っ越し」の案内、Wiiメニューの電子説明書が収録されている。本機能を使用している間はWii U GamePadの機能が使用できない。本体更新でVer.4.0.0JからWii U GamePadの画面に表示できるようになったが、Wii U GamePadから直接操作できずWiiリモコンが必要。また、同更新でゲームによっては画面サイズが自動的に4:3に補正されるようになった
   
=== WiiカラオケU ===
+
=== Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U ===
内蔵ソフトの一つ。[[JOYSOUND]][[UGA (カラオケ)|UGA]]のブランドで[[カラオケ]]サービスを展開している[[エクシング]]と任天堂が共同開発した[[通信カラオケ]]ソフト<ref>{{cite web|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/karaoke/index.html|title=Nintendo × JOYSOUND Wii カラオケ U|publisher=任天堂|accessdate=2013-03-01}}</ref>で、有料のチケットを買うと期間中毎月9万曲以上が歌い放題。JOYSOUNDのにある選曲端末と同等のものをWii U GamePadで快適に利用できる
+
内蔵ソフトの一つ。JOYSOUNDとUGAのブランドでカラオケサービスを展開しているエクシングと任天堂が共同開発した通信カラオケソフト。
   
  +
マイクにはWii U GamePadの内蔵マイクを使用することもできるが、専用マイクとのセット販売もある。また、『カラオケJOYSOUND Wii』専用マイク(2種)や、その他の市販のUSBマイクも使用可能。
インターネット経由で購入するチケットは1時間100円、24時間300円、30日1,000円、90日2,000円となっている。ネット環境のないユーザーのためにオフライン用のトライアルディスク(税込1,260円。収録曲1万曲のうち50曲を1ヶ月間歌い放題)が用意されている。
 
 
歌唱時の画面はカラオケ店と同じものだけではなく、Miiの映像や写真のスライドショーなどにもできる。 マイクはWii U GamePadの内蔵マイクを使用することもできるが、本格的に楽しみたい人のために専用マイクとのセット販売もある。また、[[カラオケJOYSOUND Wii]]の専用マイク2種や、その他市販のUSBマイクも使用可能である。
 
   
 
=== Nintendo TVii ===
 
=== Nintendo TVii ===
「Gガイド」サービスを提供する株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイドとパートナーシップ契約をした[[電子番組表]]サービス。デジタルテレビ自体の電子番組表を使用すると画面の番組が表示される部分が縮小したり、番組表に覆い隠されてしまうが、Nintendo TViiはWii Uの2画面機能を活かすことで番組の画面はそのままで、手元のWii U GamePadを使ってTV番組に関する情報(番組表、内容、出演者など)を検索できる
+
「Gガイド」サービスを提供する株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイドとパートナーシップ契約をした電子番組表サービス。
   
  +
北アメリカ地域では、Netflix、Huluなどが映像コンテンツをオンラインで配信するビデオ・オン・デマンドサービスを同名で提供。2012年12月20日サービス開始。
有料オプションサービス(100円)としてNintendo TVii内から検索した番組を直接選局するボタンが追加可能<ref>{{Cite web|date=2012-11-27|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/hardware/features/tvii/index.html|title=Nintendo TVii|publisher=任天堂|accessdate=2012-11-27}}</ref>。なお、Wii U GamePadには標準でテレビのリモコン機能があるため、Wii U GamePadの機能を切り替える手間はあるが有料サービスを使わずともWii U GamePadのみで選局することは可能である。
 
   
  +
== 関連項目 ==
日本とテレビ視聴環境が違うアメリカでは、[[ネットフリックス|Netflix]]、[[Hulu]]などが映像コンテンツをオンラインで配信する[[ビデオ・オン・デマンド]]サービスを同名で提供。2012年12月20日、米国とカナダでサービス開始。ケーブルや衛星放送局が提供する映像コンテンツを含め、ホームエンターテインメント機器にある番組にアクセスし、どれを視聴するかをWii U GamePadから選択できる。さらに、Wii U GamePadをテレビのリモコンとしても使えるようになり、音量の調節やチャンネルの変更などが可能。
 
  +
* [[Wii Uのゲームタイトル一覧]]
  +
* [[Nintendo Direct]]
   
=== サービス系アプリ ===
 
;Hulu
 
:[[Hulu]]はオンライン動画配信サービス([[ビデオ・オン・デマンド]])。Wii Uで会員登録をするとWii Uユーザー限定で1ヵ月無料(通常は2週間)でお試し利用ができる。画面をWii U GamePadに切り替えて、手元で見ることもできるようになっている。
 
;YouTube
 
:[[YouTube]]は動画共有サービス。ブラウザではWii U GamePadでも視聴可能。無料。
 
;ニコニコ
 
:動画共有サービスで[[ニコニコ動画]]を視聴するためのアプリ。動画はもちろんニコニコ生放送(公式生放送番組)も視聴可能<ref>特に[[テレビアニメ]]の生放送時は会員のアクセスが殺到し、有料のプレミアム会員の視聴が優先されるため、無料の一般会員による視聴はほぼ不可能ないし困難。</ref>。Wii U GamePadでも視聴可能。
 
:動画・生放送コントローラーには「Miiverse」の投稿ボタンなど追加でより楽しめるようになった。本来は有料のプレミアム会員(推奨)ないし無料の一般会員の登録が必要であるが、非会員でも一部の動画は視聴できるようになっている。
 
:※チャンネル放送番組、ユーザー生放送番組、有料番組、NSEN、ニコ生クルーズなど、一部コンテンツは非対応。
 
;Wii Street U powered by Google
 
:[[Google ストリートビュー]]をWii Uで楽しむサービス。Wii U GamePadを360度見たい方向に向けるだけで、ストリートビューの画面も連動して方向が変わり、自由自在に周りを見渡せるようになっている。ボタンを押すと自分が見ている方向に進むことができる。テレビに地図を出してWii U GamePadにはストリートビューの画面を出して見たり、Wii U GamePadのストリートビュー画面をテレビの画面に出して見ることもでき、更に2013年9月18日からはバランスWiiボードでも対応になり、実際にまるで歩いているように進むこともできるようになった。2013年2月7日 - 10月31日まで無料で11月以降は500円。
 
;[[バンダイチャンネル]]
 
:[[バンダイナムコグループ]]の動画配信サービス。一部の動画は無料。Wii U GamePadでも視聴可能。2013年8月1日サービス開始。
 
;[[出前館]]
 
:出前・デリバリー総合サイト「出前館」のサービス(Wiiでは出前チャンネルを提供)。無料会員登録が必要。Wii U GamePadでの注文も可能。2013年8月8日サービス開始。
 
;YNN
 
:吉本興業運営の動画配信サービス。無料会員登録が必要で一部の動画は無料。当初は2013年8月サービス開始予定だったが、2014年に延期しサービス開始予定。
 
 
== ソフトウェア ==
 
任天堂タイトルについては[[ニンテンドー3DS]]同様、原則としてパッケージ版とダウンロード版が用意される。
 
 
特にダウンロード版は[[#プレミアムセット購入特典|Nintendo Network Premium]]の対象となる。
 
 
=== 一覧 ===
 
* [[Wii Uのゲームタイトル一覧]] - 日本で発売された全タイトルのリスト(発売日順)
 
** [[:Category:Wii U用ソフト]] - 日本語版ウィキペディアに記事が存在するタイトルのリスト(五十音順)
 
 
=== 本体同時発売タイトル ===
 
日本国内でWii U本体と同時発売のソフト。全11タイトル。
 
{{col-begin}}
 
{{col-2}}
 
* '''任天堂'''
 
** [[New スーパーマリオブラザーズ U]]
 
** [[Nintendo Land]]
 
* '''[[エレクトロニック・アーツ]]'''
 
** [[FIFA13 ワールドクラスサッカー]]
 
** [[Mass Effect 3|Mass Effect 3 特別版]]
 
* '''[[カプコン]]'''
 
** [[モンスターハンター#モンスターハンター 3G HD ver.|モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.]]
 
{{col-2}}
 
* '''[[コーエーテクモゲームス]]'''
 
** [[NINJA GAIDEN 3#NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge|NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge]]
 
** [[無双OROCHI 2|無双OROCHI2 Hyper]]
 
* '''[[バンダイナムコゲームス]]'''
 
** [[鉄拳タッグトーナメント2|鉄拳タッグトーナメント2 Wii U エディション]]
 
* '''[[ユービーアイソフト]]'''
 
** [[アサシン クリード III]]
 
** [[ZombiU]]
 
* '''[[ワーナー・ブラザーズ|ワーナー・エンターテインメント・ジャパン]]'''
 
** [[バットマン:アーカム・シティ|バットマン:アーカム・シティ アーマードエディション]]
 
{{col-end}}
 
 
== 沿革 ==
 
以下に記述されている販売台数は、基本的に[[エンターブレイン]]が集計・発表したものである。[[メディアクリエイト (東京都千代田区)|メディアクリエイト]]など他の機関が発表した数値の場合はその都度特記する。
 
=== 発売前 ===
 
*[[2011年]][[4月25日]]に[[Wii]]の[[ゲーム機#世代別 主要ハード一覧(家庭用据置機)|次世代機]]を開発していること、さらに発売予定時期が2012年と発表<ref>{{Cite web|date=2011-04-25|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2011/110425_4.pdf|title=Wii後継機の発売に関して|format=PDF|publisher=任天堂|accessdate=2011-11-12}}</ref>。
 
*2011年[[6月7日]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のゲームエキスポ"[[Electronic Entertainment Expo|E3]]"において名称と概要が発表された。
 
*[[2012年]]1月、同年の年末商戦期に日米欧豪市場で発売予定であることが発表された<ref name="nintendo_ir_120127_04" />。
 
*2012年[[6月5日]]、E3において最終形が披露され、コントローラーの名称などの詳細情報が更新された<ref name="nintendo_release_120606" />。同イベントにおいて、Wii U プロデューサーの[[江口勝也]]は「Wii Uでは、ある想定した本体価格に配慮してパフォーマンスを決定した。結果、皆さんや私の(笑)お小遣いで買える本体価格にすることができたと思う」という主旨の発言をしていた<ref>{{Cite web|author=西川善司|date=2012-06-07|url=http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20120607_538279.html|title=西川善司の3Dゲームファンのための「Wii U」講座 Ver.E3-2012 Wii Uは3画面出力に対応。Wii Uに採用されたNFC機能は「タンジブルビット」ブームを巻き起こすのか?|publisher=Impress Watch|language=日本語|accessdate=2012-06-10}}</ref>。
 
*2012年9月13日、「Wii U発売に関するプレゼンテーション」において発売日と価格、スペックなどが発表された。
 
*2012年10月6日、日本国内で予約開始。
 
=== 2012年(発売直後) ===
 
日本での年間・累計販売台数:63万8339台<ref name="12nenkan">{{Cite web|date=2012-1-7|url=http://www.famitsu.com/news/201301/07026935.html|title=2012年国内家庭用ゲーム市場規模は昨年対比98.9%の4491.9億円 ソフト販売本数トップは『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』|publisher=ファミ通.com|accessdate=2013-1-8}}</ref>
 
*11月18日、北米で発売開始。
 
*11月30日、欧州と豪州で発売開始。
 
*12月8日、日本国内で発売開始。メディアクリエイトの調査によると、発売2日間での本体売上台数は約30万8000台、ソフト装着率(本体と同時に購入するソフトの本数)は1.22。それぞれWiiの約35万台、1.88を下回ったが、本体の消化率は約90%と互角の高い数字を記録した<ref>{{Cite web|date=2012-12-14|url=http://www.inside-games.jp/article/2012/12/14/62228.html|title=Wii U、2日間での販売台数は30.8万台 ― Wiiには及ばなかったものの、消化率は9割弱に |publisher=インサイド|accessdate=2013-1-8}}</ref>。
 
*欧米での発売後、初回起動時に必要なネットワークアップデートに長時間を要することなどにユーザーから苦情があり、任天堂は日本での発売前に注意喚起をウェブサイトに掲載した<ref>{{cite news|url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/07/news134.html|title=「Wii Uの本体更新には時間がかかります」――任天堂が注意呼び掛け|publisher=[[ITmedia]]|date=2012-12-07|accesscate=2013-03-01}}</ref>。
 
 
=== 2013年 ===
 
*2月7日、[[Google]]との連携サービス『Wii Street U powered by Google』がサービス開始。
 
*4月25日、MiiverseのWeb版がサービスを開始。
 
*4月27日、Wii U向け[[バーチャルコンソール]]が正式サービス開始。
 
*7月13日、プレミアムセットに本体カラー・シロ(shiro)が追加。
 
*7月31日、任天堂の公式発表<ref>{{Cite web|date=2013-07-31|url=https://www.release.tdnet.info/inbs/140120130717093051.pdf|title=平成26年度3月期 第一四半期決算短信|publisher=任天堂|accessdate=2013-08-10}}</ref>により本年度第一四半期(4〜6月)の世界販売台数が16万台であることが発表された。これは通期目標の900万台に対し進捗率1.8%と致命的な販売不振である。
 
*8月2日、Wii Uの心臓部のチップを製造していた[[ルネサス山形セミコンダクタ|ルネサスの鶴岡工場]]が2~3年以内に閉鎖されることが決定した。Wii Uの不調が要因とも言われる。今後のWii Uのチップの供給を不安視する見方もある<ref>{{cite news|url=http://diamond.jp/articles/-/40403|title=鶴岡工場閉鎖で任天堂苦悩 Wii Uの未来に再び暗雲|publisher=[[週刊ダイヤモンド|ダイヤモンド・オンライン]]|date=2013-08-20|accessdate=2013-11-02}}</ref>。
 
*8月29日、『[[ゼルダの伝説 風のタクト|ゼルダの伝説 風のタクト HD]]』を同梱した限定版本体の発売を北米と欧州向けに発表。同時に、北米では9月20日からデラックスセット(日本のプレミアムセットに相当)の価格を従来の349ドルから299ドルに改定する事が明らかにされた<ref>{{Cite web|date=2013-8-29|url=http://japanese.engadget.com/2013/08/28/wii-u-50/|title=任天堂、Wii U を海外で50ドル値下げ。限定デザインのゼルダ同梱版も|publisher=engadget 日本版|accessdate=2013-8-29}}</ref>。
 
*10月30日、任天堂の2013年4-9月期決算が発表され、半年間の全世界におけるWii Uの販売台数は46万台にとどまった<ref>{{cite news|url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1310/30/news133.html|title=任天堂「Wii U」、半年で世界46万台にとどまる|publisher=ITmedia|date=2013-10-30|accessdate=2013-11-02}}</ref>。第二四半期(7-9月)に改善は見られたものの、依然として年度目標900万台の5%に過ぎない。
 
 
== 本体やソフトウェアの更新 ==
 
=== 本体の更新 ===
 
Wii Uのシステムソフトウェアや内蔵機能などは、更新プログラムを用いて更新([[アップデート]])することが可能になっている。
 
 
更新プログラムは以下の3つの方法で取得することができる。
 
* インターネットに接続されているWii U本体の電源をオンにしている時に、自動で受信される。
 
* インターネットに接続されているWii U本体の設定メニューから「本体の更新」を選択して手動で受信させる。
 
* Wii Uのゲームディスクに含まれている更新プログラムを利用する(ゲームディスク起動時に自動で取得される)。
 
 
以下では日本国内における、本体システムのバージョンアップによる変更点を記述していく。なお、Wii U発売時の最初の本体のバージョンは「1.0.3J」。
 
; Ver.2.1.0J
 
: インターネット経由のみの配信。[[2012年]][[12月8日]]配信開始。
 
: ダウンロードされる更新プログラムのサイズが非常に大きく、更新完了までに1時間以上かかる場合もある。更新の途中で電源を切ると、故障する可能性があるため、任天堂ではWii U購入者に店頭で本体更新に関するチラシを配布したほか、自社の公式ホームページにて注意を促している。
 
:* 「ニンテンドーネットワークID」登録機能が追加される。
 
:* 『Miiverse』が追加される。
 
:* 『[[ニンテンドーeショップ]]』が追加される。
 
:* 『インターネットブラウザー』が追加される。
 
:* 『フレンドリスト』が追加される。
 
:* 『Wii U Chat』が追加される。
 
:* 『おしらせリスト』が追加される。
 
:* 『ダウンロード管理』が追加される。
 
:* 『Wiiからの引っ越し』が追加される。
 
:* ソフトのアップデート機能が追加される。
 
:* USB記録メディア利用機能が追加される。
 
:* Wiiメニューへ切り替える前に、Wii版『[[ドラゴンクエストX]]』のゲームディスクを挿入すると、正しく認識されない不具合が解消される。
 
; Ver.2.1.3J
 
: インターネット経由のみの配信。[[2013年]][[3月5日]]配信開始。
 
:* システムの安定性が向上される(詳細は不明)。
 
; Ver.3.0.0J
 
: インターネット経由のみの配信。2013年[[4月26日]]配信開始。
 
:* 本体システム
 
:** ソフトの起動、わらわら広場(Wii Uメニュー)に戻る際等の移動が高速化される。
 
:** 電源オフ時でも以下の処理が行えるようになる(実行中は電源ランプの点灯色がオレンジ色になる)。
 
:*** 本体更新データのダウンロード(インストールは次回電源ON時に実行)
 
:*** ソフトのダウンロードとインストール
 
:*** ソフトの更新データ・追加コンテンツのダウンロードとインストール
 
:** 本体起動時のWii Uロゴが表示されている時に、Wii U GamePadやWiiリモコンのBボタンを押し続けることで、『Wiiメニュー』へ直接移動できるようになる。
 
:** ユーザー選択画面にて、ニックネームの下にニンテンドーネットワークIDが表示されるようになる。
 
:** ダウンロードソフトや本体内蔵ソフトといった、ディスクドライブを使用しないソフトを起動した際に、ディスクドライブの動作(ディスクの回転)が停止されるようになる。
 
:** システムの安定性や利便性が向上される(詳細は不明)。
 
:* 本体設定
 
:** 「データ管理」にて各種データを、本体内蔵メモリ・USB記録メディアそれぞれの間で「コピー」ができるようになり、セーブデータなどのバックアップが可能になる。なお、本体内蔵メモリとUSB記録メディアの両方に同一ソフトのセーブデータが記録されている場合は、USB記録メディアのセーブデータが優先される。
 
:** 「データ管理」にて2台のUSB記録メディアの接続に対応され、それぞれ間で、各種データの移動・コピーができるようになる。
 
:** 「データ管理」にてソフトを複数選択して、まとめて移動・コピー・消去ができるようになる。
 
:** 「テレビ」に「画面の大きさを調整する」が追加され、テレビに出力する画面の大きさ(表示範囲)を調整できるようになる。これにより、ブラウン管テレビ等で画面の周辺の映像や文字が欠けてしまう問題が解決される。
 
:** 「自動電源OFF」の名称が「電源の設定」に変更され、「電源OFF時の動作を設定する」の項目が追加される。
 
:* 『Miiverse』
 
:** 対応コントローラにWiiリモコン・Wii U PROコントローラー・クラシックコントローラ(PROも含む)が追加される。
 
:** 投稿の手書き入力画面がテレビ画面側にも表示されるようになる。
 
:** 投稿の手書き入力画面で、直前の操作をキャンセルできるようになる。
 
:** 投稿の手書き入力画面で、ペンと消しゴムの太さを個別に選択できるようになる。
 
:* 『ニンテンドーeショップ』
 
:** ソフトをダウンロードする際、更新データが配信されていた場合、更新データも同時にダウンロードされるようになる。
 
:** 映像を選択した後に表示されていた「再生する」ボタンが削除され、映像を選択した後すぐに再生が開始されるようになる。
 
:** 各ソフトの詳細内に掲載されている画面写真を選択して全画面表示させた時に、Bボタンを押して画面写真を閉じることが可能になる。
 
:* 『インターネットブラウザー』
 
:** 対応コントローラにWiiリモコン・Wii U PROコントローラーが追加される。
 
:** キーワード検索時に検索エンジンの切り替えが可能になる。
 
:* 『フレンドリスト』
 
:** フレンドを登録すると、登録完了の音が鳴るようになる。
 
:* 『ダウンロード管理』
 
:** 新規購入したダウンロードソフトは、ダウンロード完了後に自動的にインストール作業が行われるようになる。
 
:** ダウンロード中のデータが複数ある場合、ダウンロードの順序を変更できるようになる。
 
:* 『保護者による使用制限』
 
:** 「配信動画の視聴制限」の名称が「ゲーム以外のソフトの使用」に変更される。
 
; Ver.3.0.1J
 
: インターネット経由のみの配信。2013年[[5月21日]]配信開始。
 
:* システムの安定性が向上される(詳細は不明)。
 
; Ver.3.1.0J
 
: インターネット経由のみの配信。2013年[[7月11日]]配信開始。
 
:* 電源をOFFにしていても、一定時間ごとにインターネットに接続して、「いつの間に通信」を使った様々な情報の送受信や、本体またはソフトの更新データのダウンロードとインストールを出来るようになる。
 
:* システムの安定性や利便性が向上される(詳細は不明)。
 
; Ver.4.0.0J
 
: インターネット経由のみの配信。2013年[[10月1日]]配信開始。
 
:* 本体システム
 
:** Wii専用ソフトをWii U GamePadの画面に表示できるようになる(Wiiリモコンが必要)。
 
:** 体験版やおすすめのソフトを「いつの間に通信」で自動受信できるようになる。
 
:** ソフトウェアキーボードが利用する場面でUSBキーボードを利用できるようになる。
 
:** パソコンやスマートフォンでニンテンドーネットワークのサービスを利用する設定ができるようになる。
 
:** Wii専用ソフトでドルビープロロジックIIサラウンド出力に対応するようになる。
 
:** Wii Uメニューから『フレンドリスト』を起動できるようになる。
 
:** その他、システムの安定性や利便性が向上される(詳細は不明)。
 
:* 本体設定
 
:** インターネットからソフトの自動受け取りの設定を行えるようになる。
 
:** テレビのサウンド出力先ケーブルを選択できるようになる。
 
:** 電源OFF時の動作が有効な場合に動作間隔を1時間単位で設定できるようになる。
 
:* 『Wii U Chat』
 
:** フレンドへの発信または着信応答時に相手のプロフィールをMiiverseで確認できるようになる。
 
:** Wii U GamePadに接続したヘッドセットで通話できるようになる。
 
:* 『インターネットブラウザー』
 
:** 動画再生中にWii U GamePadのL/Rボタンで巻き戻し/早送り操作を行えるようになる。
 
:** ウェブサイトのユーザー名とパスワードが保存できるようになる。
 
:** ソフト中断時の画像をウェブサイトにアップロードできるようになる。
 
:** ウェブサイト上のPDFファイルを表示できるようになる。
 
:** ウェブサイト開発者向けにユーザーエージェントの切り替えやデベロッパーツールを利用できるようになる。
 
; Ver.4.0.1J
 
: インターネット経由のみの配信。2013年[[10月8日]]配信開始。
 
:* システムの安定性や利便性が向上される(詳細は不明)。
 
; Ver.4.0.2J
 
: インターネット経由のみの配信。2013年[[11月19日]]配信開始。
 
:* システムの安定性や利便性が向上される(詳細は不明)。
 
 
=== ソフトウェアの更新 ===
 
ゲームソフト(ディスクソフト含む)や本体内蔵ソフトウェアは、本体の更新と同様に、更新プログラムを用いて更新することが可能になっている。
 
 
[[Wii]]や[[ニンテンドーDSi]]以前の任天堂のゲーム機では、ダウンロードソフト以外のソフトウェアの更新はできず、[[ニンテンドー3DS]]では全てのソフトウェアの更新に対応したものの、『ニンテンドーeショップ』から手動で更新プログラムをダウンロードする必要があった。Wii Uではこれらが改善され、ソフトウェアの起動時に自動的に更新プログラムのチェックが行われ、更新プログラムがあればすぐに更新作業を実行することが可能になっている。
 
 
== 仕様 ==
 
=== Wii U本体 ===
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
! [[プロセッサ]]
 
|
 
* [[CPU]]:{{仮リンク|Espresso (マイクロプロセッサ)|label=Espresso|en|Espresso (microprocessor)}}
 
**[[IBM]] [[Power Architecture]] Based マイクロプロセッサ 3コア
 
**IBM SOI 45[[ナノメートル|nm]] プロセス
 
**ダイサイズ 27.73mm<sup>2</sup> (4.74mm x 5.85mm)
 
* [[GPU]]:{{仮リンク|Latte (マイクロプロセッサ)|label=Latte|en|Latte (graphics chip)}}
 
**[[アドバンスト・マイクロ・デバイセズ|AMD]] [[RADEON|Radeon HD]] GPU (RV770系)<ref>{{Cite web|author=西川善司|date=2011-06-11|url=http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20110611_452478.html|title=西川善司の3DゲームファンのためのE3最新ハードウェア講座 Wii UのGPUはDirectX 10.1世代と判明。PS Vitaを触れてみての考察|publisher=Impress Watch|language=日本語|accessdate=2011-06-11}}</ref> [[GPGPU]]に対応。
 
**[[ルネサス エレクトロニクス]] 40[[ナノメートル|nm]] プロセス
 
**ダイサイズ 146.48mm<sup>2</sup> (11.88 x 12.33mm)
 
*CPUとGPUは[[Multi-Chip Module|MCM]]として実装され、一つのパッケージ内にこれら2つのチップが搭載されている。
 
|-
 
! [[主記憶装置|メモリ]]
 
|
 
* 2GB 12.8GB/s (gDDR3 16bit 512MB x 4 / 800MHz)
 
**ゲーム用1GB、システム用1GB
 
* 32MB の[[eDRAM]] (転送速度281.6GB/s以上​{{要出典|date=2014年1月}})​
 
** GPU専用 [[ルネサス]]によってワンチップとして実装されている
 
|-
 
! 標準コントローラ
 
|
 
* Wii U GamePad
 
|-
 
! 他のコントローラ
 
|
 
* Wii U PROコントローラー
 
** [[Wiiリモコン#クラシックコントローラPRO|クラシックコントローラPRO]]のアナログスティックを上部に移動させたような形状で、Wiiリモコンを介さずに利用が可能
 
* Wiiリモコンをはじめとする、Wii用の各種コントローラーをすべて利用可能
 
* 一部のWii用ソフトがニンテンドーゲームキューブコントローラに対応していたが、接続ポートがなくなり使えなくなっている。
 
|-
 
! メディア
 
|
 
* Wii U用12cm光ディスク
 
** 容量:25GB
 
** 読込速度:最大22.5MB/s
 
* Wii用12cm光ディスク
 
** 容量:4.7GB(1層)、8.51GB(2層)
 
|-
 
! ビデオ出力
 
|
 
* HDMI端子
 
** 付属のHDMIケーブルのほか、市販のHDMIケーブルも使用可能
 
** 出力解像度:[[1080p]]、[[1080i]]、[[720p]]、[[480p]]
 
* AVマルチ出力端子
 
** Wiiに搭載されているものと同じであり、接続ケーブルもWii用のものがそのまま使用可能
 
** 出力解像度はケーブルによって異なり、以下のようになっている
 
*** [[D端子]]ケーブル・[[コンポーネント端子|コンポーネント]]ケーブル:1080p、1080i、720p、480p、480i
 
*** [[S端子]]ケーブル・[[RCA端子|AV(コンポジット)]]ケーブル:480i
 
|-
 
! オーディオ出力
 
|
 
* [[HDMI]]端子
 
** 方式:リニア[[パルス符号変調|PCM]]方式のデジタル出力
 
** 最大チャンネル数:6ch(5.1ch)サラウンド
 
* AVマルチ出力端子
 
** 方式:アナログ出力
 
** 最大チャンネル数:2ch
 
|-
 
! ストレージ
 
|
 
* 内蔵フラッシュメモリ
 
** プレミアムセット:32GB
 
** ベーシックセット:8GB
 
* [[SDメモリーカード]]・[[SDHCメモリーカード]]
 
** 32GBまで利用可能
 
** 本体保存メモリーの拡張用途には使用不可
 
* 外付けUSBストレージ
 
** 2TBまで利用可能
 
|-
 
! 本体サイズ(突起物含まず)
 
|
 
* 高さ:約46mm
 
* 幅:約172mm
 
* 奥行き:約268.5mm
 
* 質量:約1.55キログラム
 
|-
 
! 通信機能
 
|
 
* 無線LAN(インターネット接続用)
 
** 規格:IEEE802.11b/g/n
 
** 周波数帯:2.4GHz帯
 
** 空中線電力:約50mW
 
* 無線LAN(Wii U GamePad接続用)
 
** 規格:IEEE802.11n
 
** 周波数帯:5.2GHz帯(W52・Ch36・Ch40・Ch44・Ch48)
 
** 空中線電力:約10mW
 
* Bluetooth
 
** バージョン:4.0
 
** 空中線電力:約1mW
 
* 別売の「Wii専用LANアダプタ」を本体のUSB端子に接続することで有線LANでのインターネット接続が可能
 
|-
 
! その他
 
|
 
* 本体を横向きにした際の右側およびその下側に吸気口を設置、立てた際には吸気口の開口部が下側およびその左側になる作りとなっている。吸気口の開口部はWiiのものより大きくなっている。縦置きした際の電源ボタンおよびディスクのイジェクトボタンは上側になる。
 
* 後部の排気口に強制空冷ファンを設置
 
* USB2.0端子×4
 
* Wiiのゲームとの後方互換性を備える(ゲームキューブとの互換性はない)
 
|-
 
! 消費電力
 
|
 
* 定格:75W
 
* 実効消費電力:40W程度
 
|}
 
 
=== Wii U GamePad ===
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
! サイズ(突起部含まず)
 
|
 
* 縦:約133.4mm
 
* 横:約255.4mm
 
* 厚さ:約41mm
 
* 質量:500グラム
 
|-
 
! 画面
 
|
 
* 種類:抵抗膜方式タッチスクリーン付きTFT液晶
 
* サイズ:6.2インチ
 
* 解像度:横854×縦480ドット(16:9比率)
 
* 表示色数:約1667万色
 
|-
 
! 入力(操作系)
 
|
 
* タッチスクリーン
 
* L・Rスティック
 
* L・Rスティックボタン
 
* 十字ボタン
 
* A・B・X・Yボタン
 
* L・Rボタン
 
* ZL・ZRボタン
 
* +/STARTボタン・-/SELECTボタン
 
* 加速度計
 
* ジャイロセンサー
 
* 地磁気センサー
 
|-
 
! その他入力系
 
|
 
* 電源ボタン
 
* HOMEボタン
 
* シンクロボタン
 
* ボリューム(Wii U GamePadの音量調整)
 
* TVコントロールボタン
 
|-
 
! その他機能
 
|
 
* 内側カメラ
 
** レンズ:単焦点
 
** 撮像素子:CMOS
 
** 有効画素数:約30万画素
 
* [[近距離無線通信]](Near Field Communication)機能
 
** 規格:ISO/IEC 14443 Type A/B、JIS X 6319-4
 
** 周波数帯:13.56MHz
 
** 通信距離:20mm以内
 
* 振動機能
 
* マイク
 
* センサーバー(Wii互換機能など、GamePadに表示した画面をWiiリモコンで操作するときに用いられる)
 
|-
 
! オーディオ入出力
 
| 3.5mm 4極ミニジャック(CTIA準拠)
 
|-
 
! サウンド
 
| ステレオ(疑似サラウンド対応)
 
|-
 
! タッチペン
 
| Wii U GamePad タッチペン
 
|-
 
! バッテリー持続時間
 
| 約3時間~5時間
 
|-
 
! 充電時間
 
| 約2時間30分
 
|-
 
|}
 
 
== バリエーション ==
 
=== 通常版 ===
 
{| class="wikitable"
 
!商品名!!colspan="2" |セット内容!!内蔵フラッシュメモリ容量!!価格(税込)!!発売日
 
|-
 
|'''Wii U ベーシックセット'''||Wii U本体(shiro)<br />Wii U GamePad(shiro)<br />GamePadタッチペン(shiro)||HDMIケーブル<br />本体ACアダプタ<br />GamePad ACアダプタ||8GB||26,250円||2012年12月8日
 
|-
 
|'''Wii U プレミアムセット'''(kuro)||Wii U本体(kuro)<br />Wii U GamePad(kuro)<br />GamePadタッチペン(kuro)<br />本体縦置きスタンド(kuro)||rowspan="2" | GamePad充電スタンド<br />GamePadプレイスタンド<br />HDMIケーブル<br />本体ACアダプタ<br />GamePad ACアダプタ||rowspan="2" | 32GB||rowspan="2" | 31,500円||2012年12月8日
 
|-
 
|'''Wii U プレミアムセット'''(shiro)||Wii U本体(shiro)<br />Wii U GamePad(shiro)<br />GamePadタッチペン(shiro)<br />本体縦置きスタンド(shiro)||2013年7月13日
 
|}
 
 
=== 限定版 ===
 
;モンスターハンター3(トライ)G HD Ver. Wii Uプレミアムセット
 
:2012年12月8日に38,850円で発売。Wii U本体(プレミアムセットkuro)にソフト『モンスターハンター3G HD Ver.』(パッケージ版)とWii U PROコントローラー(kuro)を同梱。
 
;[[ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン]] Wii Uプレミアムセット
 
:2013年3月30日に42,000円で発売。Wii U本体(プレミアムセットkuro)にソフト『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(パッケージ版)、Wii U PROコントローラー(kuro)、ニンテンドープリペイドカード(1,000円)、アイテムコードを同梱。
 
;Wii U すぐに遊べるファミリープレミアムセット
 
:2013年10月31日に32,800円で発売。Wii U本体(プレミアムセットshiro/kuro)にソフト『New スーパーマリオブラザーズ U』・『Wii Party U』(ダウンロード版)、Wiiリモコンプラス(shiro/kuro)、センサーバー、Wii U GamePad 水平スタンド、『WiiカラオケU』30日間歌い放題チケット付きを同梱。
 
;Wii U すぐに遊べるファミリープレミアムセット + Wii Fit U
 
:2013年10月31日に34,800円で発売(通販限定)。Wii U本体(プレミアムセットshiro/kuro)にソフト『New スーパーマリオブラザーズ U』・『Wii Party U』(ダウンロード版)、『Wii Fit U』(ダウンロード版、バランスWiiボードは別途)、フィットメーター、Wiiリモコンプラス(shiro/kuro)、センサーバー、Wii U GamePad 水平スタンド、『WiiカラオケU』30日間歌い放題チケット付きを同梱。
 
 
=== プレミアムセット購入特典 ===
 
プレミアムセットの購入者には期間限定で以下の特典が用意されている。
 
; Nintendo Network Premium
 
:2012年12月8日 - 2014年12月末予定
 
:ニンテンドーeショップで[[ダウンロード販売]]されているソフトや追加コンテンツを購入すると、価格の10%がポイントとして貯まり、500ポイント単位でニンテンドープリペイド番号と交換できる。プリペイド番号との交換はWebサイト上で行う。このサービスの提供期間は、ポイントの付与が2014年12月末まで、プリペイド番号との交換が2015年3月末まで<ref>{{Cite web|date=2012-09-13|url=http://www.nintendo.co.jp/wiiu/lineup/nintendoNetworkPremium/index.html|title=Wii U PREMIUM SETご購入特典(期間限定)|publisher=任天堂|language=日本語|accessdate=2012-09-19}}</ref>。
 
; 『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』Wii U版ベータテスト 登録証
 
:2012年12月8日 - 2013年3月
 
: 本体に同梱。2013年3月6日から3月28日まで実施された、Wii U版『ドラゴンクエストX』のベータテストに参加するために必要だった。登録証にはダウンロード番号とレジストレーションコードが記載されており、前者はニンテンドーeショップでベータテスト版をダウンロードする際に、後者はオンラインプレイに参加する際に必要だった。ベータテスト自体が終了した現在では当然ながら同梱されていない。
 
 
== 型番・周辺機器 ==
 
記述されている価格は全て日本における[[希望小売価格|メーカー希望小売価格]](税込み表記)である。発売日について特記のないものは本体と同時発売。また、音声・映像出力ケーブル(アナログ)やLANアダプタといった一部の周辺機器はWii用のものが流用できる。
 
 
{| class="wikitable"
 
!型番!!名称!!備考
 
|-
 
|{{nowrap|}}WUP-001||'''Wii U本体'''(shiro)||
 
|-
 
|WUP-101||'''Wii U本体'''(kuro)||
 
|-
 
|WUP-002||Wii U本体 ACアダプター||本体に1つ同梱。
 
|-
 
|WUP-005||Wii U PROコントローラー(kuro/shiro)||価格は5,040円。
 
|-
 
|WUP-006||Wii U専用光ディスク||ゲームが収録されている光ディスク。
 
|-
 
|WUP-007||Wii U専用ディスクケース||ソフトに付属。
 
|-
 
|WUP-008||HDMIケーブル||本体に1つ同梱。
 
|-
 
|WUP-009||Wii U 本体縦置きスタンド(kuro/shiro)||価格は315円。任天堂オンライン限定販売。
 
|-
 
|WUP-010||Wii U GamePad(kuro/shiro)||本体に1つ同梱。単体販売は2013年以降を予定。価格は13,440円。
 
|-
 
|WUP-011||Wii U GamePad ACアダプター||本体に1つ同梱。
 
|-
 
|WUP-012||Wii U GamePadバッテリーパック||
 
|-
 
|WUP-013||Wii U GamePadバッテリーパック(2550mAh)||
 
|-
 
|WUP-014||Wii U GamePad充電スタンド|| 価格はWUP-016とセットで1,890円(プレミアムセットには付属)。
 
|-
 
|WUP-015||Wii U GamePadタッチペン(kuro/shiro)||本体に1つ同梱。
 
|-
 
|WUP-016||Wii U GamePadプレイスタンド||
 
|-
 
|WUP-017||フィットメーター||『Wii Fit U』で使用できる活動量計。
 
|-
 
|WUP-018||Wii U PROコントローラー充電ケーブル||Wii U PROコントローラーに付属。
 
|-
 
|WUP-019||Wii Uワイヤレスマイク||価格は3,990円。2013年12月発売。
 
|-
 
|WUP-020||Wii Uワイヤレスマイクレシーバー||Wii Uワイヤレスマイクに同梱。
 
|-
 
|WUP-021||Wii Uマイク||価格は1,890円。
 
|-
 
|||Wii Uマイクセット Wii カラオケ U トライアルディスク付き||価格は2,940円。
 
|-
 
|||Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U<br />オフラインで1ヶ月間・50曲歌い放題10,000曲収録トライアルディスク||価格は1,260円。任天堂オンライン限定販売。
 
|-
 
|WUP-023||Wii U GamePad画面保護シート||価格は840円。
 
|-
 
|WUP-024||クリーニングクロス||価格は210円。任天堂オンラインで単品販売している。
 
|-
 
|||Wii U GamePadアクセサリー3点パック||画面保護シート、クリーニングクロス、タッチペン(大)が入ったセット。価格は1,050円。
 
|-
 
|WUP-025||Wii Uクリーニングディスク||
 
|-
 
|WUP-026||クリーニング液||
 
|-
 
|||Wii U レンズクリーナーセット||Wii Uクリーニングディスク、クリーニング液のセット。
 
|-
 
|RVL-009||AVケーブル||音声・映像を出力するためのケーブル。Wiiと共用。
 
|-
 
|RVL-010||S端子ケーブル||音声・映像を出力するためのケーブル。S端子付きのテレビで利用できる。Wiiと共用。
 
|-
 
|RVL-011||コンポーネントAVケーブル||音声・映像を出力するためのケーブル。コンポーネント入力端子付のテレビで利用できる。Wiiと共用。
 
|-
 
|RVL-012||D端子AVケーブル||音声・映像を出力するためのケーブル。D端子付きのテレビで利用できる。Wiiと共用。
 
|-
 
|RVL-014||センサーバー||Wiiリモコンを使用する際に必要。Wiiと共用。
 
|-
 
|RVL-015||Wii専用 LANアダプタ||有線LANを接続するのに必要。Wii Uでは10BASE-Tと100BASE-TXに対応している。Wiiと共用。
 
|-
 
|RVL-036||Wiiリモコンプラス||
 
|-
 
|||Wiiリモコンプラス追加パック(kuro/shiro)||[[Wiiリモコン#Wiiリモコンプラス|Wiiリモコンプラス]]、[[Wiiリモコン#ヌンチャク|ヌンチャク]]、[[Wiiリモコン#センサーバー|センサーバー]]のセット。価格は5,250円。
 
|-
 
|UTL-005||タッチペン(大)||ニンテンドーDSi LL付属のタッチペン(大)と同一規格品でWii Uに合わせた専用色となっている。任天堂オンラインで単品販売もしている。
 
|-
 
|CTR-003||Wii U PROコントローラーバッテリーパック||Wii U PROコントローラー内蔵のバッテリーパック。コントローラー内蔵のほか、任天堂ホームページからも購入できる。ニンテンドー3DSのバッテリーパックと共用。
 
|-
 
|}
 
 
== その他 ==
 
=== JOYSOUND FESTA ===
 
『JOYSOUND FESTA』は[[エクシング]]より[[2013年]]6月から提供されているホテル・宴会場、高齢者市場向けの業務用通信カラオケ機器。液晶モニタ付きの専用ラック(キャスター付き)とのセット。
 
 
Wii Uと内蔵ソフト『WiiカラオケU』をベースに、カラオケ用の音声入出力端子、オフラインでの使用向けにHDDを内蔵(光ディスクドライブは非搭載)、Wii U GamePadの本体へのはめこみ(取り外し可能)といったカスタマイズがされている。専用のパーティゲーム、高齢者向け音楽療養ソフト『健康王国』を収録。
 
 
=== 技術ライセンス ===
 
[[Game Developers Conference|GDC]]2012で任天堂がHavokやAutodeskとライセンス契約を締結したとプレスリリースで発表があった<ref>{{Cite web|date=2012-03-06|url=http://www.havok.com/jp/news-and-press/releases/havok-enters-agreement-nintendo-offer-havok-physics-and-havok-animation/|title=Havok™が任天堂と契約を締結 Havok PhysicsとHavok Animation のテクノロジーを 全世界のWii U™用ソフトウェア開発者に提供 |publisher=Havok|language=日本語|accessdate=2012-03-06}}</ref>。これによりWii Uプラットフォームのゲーム開発者向けにHavok PhysicsとHavok Animationの技術、Autodeskのゲームウェア技術が提供が可能となる。ファーストがライセンス契約を締結し、サードパーティに提供するというのは任天堂には今までにはないケースであるとのこと。
 
 
GDC2013では[[Unity (ゲームエンジン)|Unity]]のWii Uフルサポート化を発表。登録デベロッパーへの「Unity for Wii U」の無料提供、ニンテンドーeショップ向けタイトル配信の容易化への施策を行っていく<ref>{{Cite news|date=2013-03-27|url=http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130327_593473.html|title=【GDC 2013】Unity Technologies、Wii Uフルサポートを発表 モバイルマーケットからコンソールへ、もうひとつの選択肢 |publisher=Impress Watch|accessdate=2013-04-29}}</ref>。
 
 
=== Nintendo Web Framework ===
 
「開発者人口の拡大」として「Nintendo Web Framework」というWii U向けフレームワークが発表用意された<ref>{{Cite news|date=2013-03-28|url=http://www.inside-games.jp/article/2013/03/28/65097.html|title=【GDC 2013】HTML5+JavaScriptで容易にWii Uでのゲーム・アプリ開発が可能に・・・「任天堂ウェブフレームワーク」発表 |publisher=インサイド|accessdate=2013-08-04}}</ref>。
 
 
HTML5、JavaScript、HTTP、CSSといった言語をサポートし、「Web Platform」の開発者を対象としている。将来的に個人の開発者の方も対象に考えたいとしている<ref>{{Cite news|date=2013-06-27|url=http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/130627qa/03.html|title=2013年6月27日(木) 第73期 定時株主総会 |publisher=任天堂|accessdate=2013-08-04}}</ref>。
 
 
=== DLCのパッケージ版 ===
 
任天堂は場合によって追加コンテンツのパッケージ版を発売することがある。
 
『New スーパールイージ U』は『[[New スーパーマリオブラザーズ U]]』の追加コンテンツ(DLC)として発売決定したが、
 
『New スーパーマリオブラザーズ U』を持っていない、インターネットに繋いでない方もいる、またルイージが30周年ということから単品としてパッケージ版も[[2013年]]限定で急遽発売が決定した。元は追加コンテンツ用に作られているため追加コンテンツ版は2,100円、パッケージ版は3,885円となっている。
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
<references group="注"/>
 
 
=== 出典 ===
 
{{reflist|2}}
 
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
  +
* [https://www.nintendo.co.jp/wiiu/index.html Wii U公式サイト]
{{col-begin}}
 
  +
* [http://www.1101.com/nintendo/wiiu_talk/index.html 社長が訊く in 樹の上の秘密基地 『Wii U』 特別篇 | ゲーム機の電源を入れてもらうために。岩田聡・宮本茂・糸井重里](ほぼ日刊イトイ新聞)
{{col-2}}
 
* [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/index.html Wii U(ウィー・ユー)公式サイト]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/support/repair/price.html 修理の参考価格]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/support/repair/online1_1.html オンライン修理受付]
 
** [http://www.1101.com/nintendo/wiiu_talk/index.html 社長が訊く in 樹の上の秘密基地 『Wii U』 特別篇 | ゲーム機の電源を入れてもらうために。岩田聡・宮本茂・糸井重里](ほぼ日刊イトイ新聞)
 
 
* [https://p.nintendo.net/premium/ Nintendo Network Premium]
 
* [https://p.nintendo.net/premium/ Nintendo Network Premium]
  +
* [https://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol1/index.html 社長が訊く 『Wii U』]
* [https://miiverse.nintendo.net/ Miiverse](PCやスマートデバイス)
 
  +
[[カテゴリ:Wii U]]
* [[Nintendo Direct]]
 
  +
[[カテゴリ:任天堂のハードウェア]]
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/direct20121107/index.html Wii U本体機能 Direct 2012.11.7]
 
  +
[[カテゴリ:2010年代の玩具]]
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/direct20121114/index.html Wii U本体機能 ちょっと補足 Direct 2012.11.14]
 
  +
[[カテゴリ:2012年のコンピュータゲーム]]
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/direct20130123/index.html Wii Uダイレクト ニンテンドーゲームズ 2013.1.23]
 
  +
[[カテゴリ:ゲーム機]]
* 任天堂 E3 Wii U(発売前)
 
  +
[[カテゴリ:Bluetooth搭載機器]]
** [http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2011/02/index.html 任天堂 E3 2011特設サイト - Wii U]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/event/e3_2011/02/interview/index.html 社長が訊く E3 2011 特別篇 『Wii U』]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2012/wiiu/index.html 任天堂 E3 2012特設サイト - Wii U]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct_pre_e3_2012/jp/index.html Nintendo Direct Pre E3 2012 プレゼンテーション映像 - Wii U]
 
{{col-2}}
 
* [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol1/index.html 社長が訊く 『Wii U』]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol2/index.html Wii U GamePad 篇]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol3/index.html Miiverse プロデュース 篇]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol4/index.html Miiverse 開発スタッフ 篇]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol5/index.html インターネットブラウザー 篇]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol6/index.html Wii U Chat 篇]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol9/index.html Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U 篇]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol11/index.html Nintendo TVii 篇]
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol12/index.html Wii Street U powered by Google 篇]
 
* Wii U 内蔵&ダウンロードソフトウェア
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/hardware/features/karaoke/index.html Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U](本体内蔵カラオケソフト)
 
** [http://info.nicovideo.jp/wiiu/ Wii U 「ニコニコ」](ニコニコ動画再生)
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/software/hnpj/index.html hulu(フールー)× Wii U](オンライン動画配信)
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/software/hnka/index.html Youtube(ユーチューブ)](動画共有&再生)
 
** [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/whxj/index.html Wii ストリート U]([[Google ストリートビュー]] Wii U版)
 
* [http://festa.joysound.com/index.html JOYSOUND FESTA](エクシング)
 
{{col-end}}
 
{{commonscat}}
 
{{Wii}}
 
{{家庭用ゲーム機/任天堂}}
 
{{任天堂}}
 
{{Video-game-stub}}
 
 
 
{{DEFAULTSORT:ういいゆう}}
 
{{DEFAULTSORT:ういいゆう}}

2016年7月9日 (土) 22:05時点における版

Wii U(ウィー ユー)は、任天堂が開発し2012年より世界各国で発売している家庭用ゲーム機。Wiiを後継するゲーム機である。

コンセプトは「集まればWii U。ひとりでも、みんなでWii U。」。日本のCMでは「スーパーなWii」という表現も用いられている。

概要

液晶ディスプレイを搭載したコントローラ「Wii U GamePad」を搭載し、テレビ/ディスプレイとの2画面で、あるいはコントローラ画面のみでプレイできる。5.1chサラウンドに対応しており、また任天堂のゲーム機としては初めてHD/1080pの映像出力に対応している。Wiiとの後方互換があり、Wiiリモコン/Wiiリモコンプラスなどの周辺機器にも対応している。

「Wii U」の名称は前世代機であるWiiが「We」(私たち)に由来するのに対し、Wii Uでは「You」(あなた)のゲーム機となる想いで名付けられた。

「Wii U」はテレビを使わない遊びも可能であるので、従来の据置型のゲーム機と位置づけが変り、区別するためにリリースでは「新しい据置型ゲーム機」ではなく「新しいゲーム機」と表記しており、それに伴い「据置」という言葉を使わずに「ホームコンソール型ハード」という表現を使用している。

発売当初のバリエーションは2種類が存在し、プレミアムセット(内蔵フラッシュメモリー32 GB、スタンド類が付属)と、ベーシックセット(内蔵フラッシュメモリー8GB)となっている。

ハードウェア

本体

ニンテンドーゲームキューブWiiに引き続き、IBM製のCPUとAMD製のGPUを搭載。AMDのチャネルマーケティングマネージャーであるマーク・ディアナ(Marc Diana)は「Wii UのGPUはAMD Radeon HD GPU(RV770系)であり、詳細スペックは明かせないが、確実にいえるのはPlayStation 3やXbox 360のどちらのGPUよりもパフォーマンスが高いということだ」と述べている。コントローラ(Wii U GamePad)に出力するサブ画面を含めたデュアルディスプレイの処理能力を有する。

任天堂はWii Uの性能面の質問に「背景事情が存在するが、他社さんのプラットフォームに対しては発売後6〜7年間、オプティマイズ(最適化)をして性能をチューニングし続けたエンジンが作られている一方で、Wii Uは、それらとは多少異なるアーキテクチャーで、今年ソフトを作りはじめたばかりのプラットフォームなので、まだ性能のポテンシャルを使いこなす途中段階である」と、性能を引き出すには数年はかかる旨を発言している。

後方互換
Wiiのソフトウェアを実行する後方互換性を持つ。ただし、Wiiのソフトを高解像度化することはできない。Wiiのソフトを遊ぶ際は、別売のWiiリモコンやセンサーバーなどを用意しなければならず、Wii U GamePad/Wii U PRO コントローラーなどのWii U専用コントローラは使用できない(本体更新Ver.4.0.0からWii U GamePadの画面に表示できるようになったが、単体では操作できず、Wiiリモコンが必要。Ver.5.2.0からテレビの出力無しで起動できるようになったため、Wii U GamePadのみで遊ぶ場合はセンサーバーは不要となった)。WiiにダウンロードされているWiiのソフトはWii Uに引っ越しをすることができるようになっている。ニンテンドーゲームキューブの互換機能は廃され、ゲームキューブ用8cm光ディスクは読み込めない。Wiiで搭載されたゲームキューブ関連の端子(計6つ)はなくなっているが、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』の発売と同時にゲームキューブコントローラーを使用できる接続タップが発売された。
デザイン
ハード本体は前世代のWiiよりも柔らかみのある丸味を帯びた形となっている。縦置き前提のデザインであったWiiとは違い横置きが標準となっており、印字も横置きにしたときに自然に読めるようになっている。縦置きには別売り(プレミアムセットは本体同梱)のスタンドが必要になる。サイズはWiiよりひと回り大きく、厚みはほとんど変わっていないものの、奥行きが増している。
前面はWiiと同じようなデザインで、周辺機器を接続するためのSYNCボタンがカバーの外に配置され、カバーの中にはSDメモリーカードのスロットとUSB2.0端子が2基配置されている。また、背面にはWiiと同規格のAVマルチ出力端子、センサーバー接続端子、USB2.0端子2基とHDMI端子が配置されている。本体カラーはベーシックセットがシロ(shiro)、プレミアムセットがクロ(kuro)(生産終了)で固定となっていたが、2013年7月13日からはプレミアムセットにシロ(shiro)が追加された。
保護者による使用制限
Wiiより導入されている、子どもの使用制限を設定するための機能。Wii Uではユーザーアカウントごとに設定をできるようになっている。CEROのレーティングに基づく起動の制限、ソフトの通信機能制限、インターネットの機能制限などさまざま項目があり使用を制限できる。
ニンテンドー3DSとの通信/連動
同社の携帯型ゲーム機であるニンテンドー3DSとの通信機能/連動機能を持つことと、それを活かしたゲームの開発もできる。Miiスタジオでは3DSとWii U間でMiiの交換が可能。
Blu-ray Disc/DVD非対応
Blu-ray Disc/DVDの再生機能は「対応させる場合、特許料などのためにコストが上昇し、本体価格に転嫁される」ことと「Blu-ray・DVDプレーヤーがほしい人には十分行き渡っている」などの理由から、搭載されていない。

Wii U GamePad

専用コントローラ「Wii U GamePad」は6.2インチ/16:9/FWVGA (854×480) の液晶ディスプレイを搭載。標準的なボタン類に加え、タッチパネル、カメラ、NFCや各種モーションセンサーを搭載する。

映像出力や入力信号はWii U本体とのやり取りで行われるため、単独で動作することはできず、タブレットのように外出先でゲームやアプリなどを動作させる使い方は不可能である。TVコントロールボタンがありコントローラからTVの電源を入れるなどの操作もできる。TVをつけなくても「Wii U GamePad」の画面のみで遊ぶこと(任天堂では「Off-TV Play」と呼んでいる)が、対応ソフトでできるようになっている。

「Wii U GamePad」は遊びながら充電できる。質量は約500グラム。Wii U本体に1台のみ接続でき、複数台同時に接続することはできない。Wii U GamePadの単体販売は任天堂オンライン限定で2015年11月24日より開始された。

改良・改善のため、発売に至るまでには何度かデザインが変更されており、2012年6月4日のニンテンドーダイレクトで発表された最新のものは、E3 2011で発表されたものよりやや大型化され、ボタンの配置も変更された。

カメラ
前面カメラを搭載しており、ビデオチャットなどの用途に対応する。なお、背面にカメラはなく、3DSのようなARゲーム(拡張現実)を行うのは構造上難しくなっている。
NFC
NFCの機能は少額課金の決済手段や、カードやフィギュアを用いた遊びに利用できる。NFCを活用したゲームとしては『ポケモンスクランブル U』が第1弾。また、2014年7月22日より少額課金の決済手段として交通系電子マネーが利用できるようになった。
センサーバー(本体更新Ver.4.0.0Jから対応)
前面カメラの両脇の黒い部分はセンサーバーが内蔵しており、Wii専用ソフトをWii U GamePadの画面で遊ぶ時にWiiリモコンで操作できる(Wii U GamePad単体でWiiソフトは操作できない)。
赤外線センサー
ヘッドホン接続端子の横の黒い部分は赤外線センサーが内蔵されており、センサーバーとは別にテレビのリモコン機能、フィットメーターなどの周辺機器との通信ができる。
映像伝送技術
Wii U用にカスタマイズされたMiracastが使われている。
レイテンシー
ワイヤレスで映像を伝送する機器は現在のところゲーム用途を想定したものがあまりないため、レイテンシーが発生するものが多い。一方、Wii Uではレイテンシーを最小に抑えるための工夫を最初から盛り込んで専用に開発されたシステムになっているため、Wii U GamePadの画面ではレイテンシーを感じることなくゲームを楽しむことができる。任天堂は、テレビに画像補正機能がある場合、その処理によりテレビよりWii U GamePadの表示の方が早いケースもあるとしている。
動作範囲
Wii U GamePadの本体との通信が可能な距離について任天堂は「同一の室内であれば保証できる」としているが、これは家の構造が各家庭でそれぞれ違うため、最低限保障できるように答えるとこのような回答になるとしている。Wii U GamePadに関するソフトウェア開発を担当した任天堂の山下氏は、自宅で実験したところリビングルームと壁1枚の構造だったトイレでも使えたとのこと。

その他のコントローラ

Wiiのコントローラと互換性があり、マルチプレイ用にはWiiリモコンなどを追加する。ゲームキューブ用端子に接続するコントローラは本体に端子がなくなっているが、2014年12月発売のゲームキューブコントローラ接続タップを介して対応のWii U用ソフトのみで使用できる(Wii用ソフトには使用不可)。

技術的には3DSとWii Uを通信して、3DSを2台目以上のWii Uのコントローラとして代用することも可能であるが、3DSとの通信中はWii Uのインターネット接続が不能となる。

USB記録メディア

Wii Uは本体にハードディスクドライブ(HDD)を内蔵しない代わりに、USB端子を介して接続する外部記憶装置「USB記録メディア」(外付けHDD)でデータ容量を拡張できる。認識できる容量は2TBまでで、それ以上の容量のものを接続しても2TBまでしか認識しない。接続できる機器はWii U専用ではなく一般に市販されているUSB機器が使用できるが、利用する際にはWii U専用フォーマットで初期化されるため、パソコンなどの他の機器と共用で使うことはできない。HDD以外にもUSBメモリも使用できるが、耐久性の面から推奨はされていない。

本体メモリーとUSB記録メディアは相互に保存データの移動が可能である。Wii U発売時はUSB記録メディアは1台のみ接続可能だったが、アップデートで2台までのUSB記録メディアの接続に対応してデータの移動やコピーを行えるようになった。

SDカードスロットは専用フォーマットを用いないため他の機器と共用やデータのやり取りができる。また、SDカードをUSB記録メディアのように使用することはできない。

交通系電子マネーによる電子決済

2014年7月22日からWii Uの支払い決済に、交通系電子マネー(Suica/PASMO/kitaca/TOICA/manaca/ICOCA/SUGOCA/nimoca/はやかけん)を利用できるようになった。ただし、PiTaPaは使えない。支払い方法は、Wii U GamePadの通信機能(NFC機能)を利用して、Wii U GamePadに直接タッチすることで支払いができる。

内蔵ソフトウェア・サービス

ニンテンドーネットワーク

インターネットに接続することで世界中の人とインターネットを通じて対戦などのコミュニケーション、ソフト、追加コンテンツの購入などができる、任天堂のネットワークサービスの総称である。

ニンテンドーネットワークID
ニンテンドーeショップ、Miiverse、ビデオチャット機能を利用するのはニンテンドーネットワークIDが必要となる。各ソフトメーカーのネットサービスと連携させることもできる。また、今までで言う、「フレンドコード」としても使うことができる。2013年12月には、ニンテンドー3DSにも対応を開始した。PC/スマートデバイスからもニンテンドーネットワークIDを利用してMiiverseを利用できる。
ユーザーアカウント
Wii Uでは「ユーザー」と呼ばれているユーザーアカウントは、Wiiに比べ進化しており、1ハードにつき12人までの「ユーザー」をサポートしている。「ユーザー」ごとに各ゲームソフトの設定、セーブデータなどを管理できる他、ネットワークサービスを利用するのはニンテンドーネットワークIDを登録する必要がある。一度設定をしたら、Wii Uを起動して自分のMiiを選ぶだけで良い。

Miiverse

Miiverse」(ミーバース)とはゲームプレイヤー同士のソーシャルネットワーク展開であり、Twitterに似たコミュニケーションサービスである。2012年6月4日に「Nintendo Direct Pre E3」で発表された。はてなと共同開発をしている。「Miiverse」はウェブサービスであり、ユーザーの反応を見て仕様変更などもできるようになっている。

それぞれのコミュニティでゲームの情報や攻略情報などを交換したりできタッチ画面を利用したテキスト入力だけでなく手書き文字や表情ボタン、ゲーム中断時のスクリーンショットも投稿できるようになっている(ゲームによっては、スクリーンショットが投稿できないか、制限されている場合もある)。ビデオチャットもできる。ゲームの発売後には攻略情報などの投稿によるネタバレが懸念されるが、ネタバレ対策も準備している。投稿フィルタリングは3段階になっており、「事前に禁止用語(NGワード)を決めてシステムではじく方法」「人間の目による確認する方法」「ユーザーによる報告」の方法がある。さらに小さな子供も安心して利用できるようにモラルのない発言、ネガティブな意見などから守る仕組みを作っている。

また、ゲームごとに専用のプログラムを用意すれば、ゲームの中でも「Miiverse」機能を活用することができるようになっている。さらに、ゲームを中断して「Miiverse」を開き投稿することもできる。ゲームによっては「Miiverse」のメッセージ(ゲーム内からの投稿)にキャラクターの絵柄の入ったハンコを押すことができる。2013年6月12日よりMiiverseの投稿を外部サービス(FacebookやTwitterなど)に共有する機能が追加された。

わらわら広場(Wii Uメニュー)

Wii Uのメニュー画面起動時の画面では世界中のユーザーのMiiが登場し自身が遊んでいるゲームや人気ゲームのアイコンが表示され、表示されているゲームについてのコメントを表示する(ニンテンドーネットワークIDを登録していなかったり、Miiverseが使用制限されていると内蔵ソフトのアイコンが出てくる)。この仕組みを「わらわら広場」と呼び、「Wii Uメニュー」の別名にもなっている。TVにわらわら広場が表示されているとき、Wii U GamePadにはWii Uのメニューが表示されているが、ボタン一つでWii U GamePadにわらわら広場を表示することができ、気になったコメントやゲームアイコンを押せば情報が確認できる。また、将来的には「Miiverse」で見つけたゲームをスマートデバイスの上で買うことができ、買ったソフトは(いつの間に通信の機能を活用して)ダウンロードされているようにする仕組みも想定している。

インターネットブラウザー

任天堂より提供される無料のウェブブラウザ。WebKitエンジンのNetFront NX 2.1をベースとしている。HTML5、H.264形式の動画再生、タブブラウズ機能(6枚まで)など現在のインターネットブラウザーに必要な機能は備えている一方で、Adobe Flashには対応しておらず、画像や動画の保存・アップロードも不可能(ゲーム中に中断することでゲーム画面のアップロードができる)。ゲームを中断したままインターネットブラウザで検索することも可能である。ソフトウェアキーボードでは文字入力が快適にできるように携帯入力、手書き入力など5種類の入力モードがある。β版でのHTML5への対応度の評価はInternet Explorer 10を超える結果となっている。

ニンテンドーeショップ

追加コンテンツやソフトウェアのダウンロード販売や評価、ゲームの動画を見ることなどができる。ゲームの購入にはWiiやニンテンドー3DS同様にニンテンドープリペイドを登録し、残高の追加・消費する。

2013年4月27日よりWii U用のバーチャルコンソールも正式に利用可能になった。Wii U GamePad側の画面のみで遊ぶことも可能、まるごとバックアップ機能追加、「Miiverse」対応の特徴がある。新規に作り直しているためそのままとは行かず、まずはファミコン、スーパーファミコンから開始し、ゲームボーイアドバンスが2014年4月3日から、ニンテンドウ64とニンテンドーDSが2015年4月2日から新たに対応した。Wiiで購入したバーチャルコンソールとWiiウェアは、Wii Uに引っ越しできるようになっている。本体更新、Ver.4.0.0からWii U GamePadの画面のみで遊ぶことが可能になった。Wii版を購入済みの場合はWii U版の同一タイトルを優待価格で販売している。

Wii UはDRMシステムによりフリー・トゥ・プレイや少額課金をサードパーティが自由に行えるように作っており、『TANK!TANK!TANK!』が対応ソフト第1号となっている。任天堂自身も『Wii Sports Club』から導入したが、コンテンツの買い切りおよび一日利用チケットのみである。

Wii U Chat

Wii U Chat(Wii Uチャット)はWii U内蔵ソフトの一つでビデオチャットができる。会話をしながら絵を書くこともでき、色もつけることができる。ゲーム中にビデオチャットを立ち上げてなくてもフレンドからのコールを着信したときにはWii U GamePadのHOMEボタンが青く点滅して知らせる。

Wiiメニュー

Wiiメニューを起動し、Wii用ディスクや本体・SDメモリーカードに保存したWiiウェア、Wii用バーチャルコンソールをプレイできるようにする。起動するにはWiiリモコンとセンサーバーが必要。メニュー画面はWii本体のものとほぼ同じであるが、オプションがセーブデータに関する項目のみ、WiiConnect24を使用するチャンネルや機能が全て削除されているなど、仕様変更された部分も多い。初期状態では「ディスクドライブチャンネル」、「Wiiショッピングチャンネル」、「Wiiからの引っ越し」の案内、Wiiメニューの電子説明書が収録されている。本機能を使用している間はWii U GamePadの機能が使用できない。本体更新でVer.4.0.0JからWii U GamePadの画面に表示できるようになったが、Wii U GamePadから直接操作できずWiiリモコンが必要。また、同更新でゲームによっては画面サイズが自動的に4:3に補正されるようになった。

Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U

内蔵ソフトの一つ。JOYSOUNDとUGAのブランドでカラオケサービスを展開しているエクシングと任天堂が共同開発した通信カラオケソフト。

マイクにはWii U GamePadの内蔵マイクを使用することもできるが、専用マイクとのセット販売もある。また、『カラオケJOYSOUND Wii』専用マイク(2種)や、その他の市販のUSBマイクも使用可能。

Nintendo TVii

「Gガイド」サービスを提供する株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイドとパートナーシップ契約をした電子番組表サービス。

北アメリカ地域では、Netflix、Huluなどが映像コンテンツをオンラインで配信するビデオ・オン・デマンドサービスを同名で提供。2012年12月20日サービス開始。

関連項目

  • Wii Uのゲームタイトル一覧
  • Nintendo Direct

外部リンク